40代からの空手道 極真空手の巻 40代からの空手道 〜極真空手の巻〜 キョクシンカラテ  
 
ゴッドハンド(大山倍達)高弟の技術論

前蹴り /下段回し蹴り /上段回し蹴り /突き /ヒザ蹴り /試し割り


 前蹴り 技術論

蹴り足のヒザを狙うポイントに向け、踵を裏ももに引きつけ、パワーをためる。
軸足の足首、ヒザを柔らかく使い、強靭なバネを腰にためる。
頭、肩、両手、腰、軸足の踵の返し、全体のバネを使い蹴る。
全体の引きと返しを使い、ヒザのスナップにパワーとスピードをのせる。
中足に腰の力を入れる。
前へ直線的に蹴るため、腰の動きが小さく使え、そのためヒザに引きつけも上体の変化を大きく使わなくて済む。
モーションも小さく、速くとれるので、攻撃だけでなく、相手の動きを止めたり、崩したりする技にも充分使える。

大山茂師範




膝をかかえこみ、まっすぐに突き刺すように中足で蹴り込む

空手の蹴りの基本中の基本で、もっとも破壊力を秘めた技である。
基本であり極意と言える。
左右の方の高さは同じでなければならない。
また、腰は正面を向き、臍で蹴るような感覚になる。
腰のひねりで蹴るのではなく、腹筋の収縮によって蹴り出すようにする。
上体のイメージとしてエビが瞬間的に体を縮める姿を考えてほしい。
軸足のつま先も正面に向け、軸足の膝を外側に向けないように蹴る。

盧山初雄師範




前蹴りの蹴り方は金的蹴りと共通する。
インパクト時の腰の回転は45°〜60°。
中足で一気にフォロースルーまで蹴り込み、引き付けてから戻す。
相手のボディーの中心(ミゾオチ)に向けて蹴り上げ、フォロースルーは胸の高さまで。
上段蹴りはアゴを狙い、フォロースルーは目の高さ。
まず低い位置を狙った蹴りで足腰の使い方を確実にマスターする。

芦原英幸師範




前蹴りは、ヒザをへそから胸くらいの高さに上げ、ヒザのスナップを効かせて、足先を前方へ真っすぐ突き出す蹴り技です。
主に中足を用いて、相手の顔面、アゴ、水月などの急所を蹴り込みます。
また、前蹴りは防御技としても使え、相手が突き、あるいは蹴りを出そうと近づいてくるところへ出し、足の裏全体で相手のボディを蹴りつけ、動きを止めてしまいます。

添野義二師範




中足を反らし、ヒザ蹴りの要領でヒザを高く上げ、そのまま中足を振り上げて、角度をつけて相手の顔面を蹴ります。
引く時は、膝を上げた位置にいったん引いてから、元の不動立ちの位置にもどします。
中足を前に伸ばすように蹴っても効果がありません。
上体を起こし、角度をつけて蹴るようにしましょう。

山崎照朝師範




※参考書籍 

日々研鑽/盧山初雄
実戦 士道館空手/添野義二
実戦!芦原カラテ
実戦空手/山崎照朝





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