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 部位鍛錬 スネの鍛え方 砂袋を蹴り脛骨を鍛え”鉄のスネ”にする 1


スネが軟らかいままだと、思い切り蹴り込むことができません。

上段は大丈夫ですが、中段はヒジでブロックされると蹴った方がケガすることがあります。
下段に至っては、スネブロックされると、蹴った方が間違いなくケガします。
そうなると技のレパートリーが狭くなるので、攻撃の幅がなくなります。

また、攻撃だけでなく、相手の下段に対してスネブロックする防御の際にも、スネが硬いほうが有利になります。

思い切り蹴り技を出せるようになるためにスネを硬くすることは、フルコン空手家にとって必須です。

ではスネを硬くするにはどんな方法があるのでしょうか?
スネを強くるするには、2つの要素が必要になります。

1,脛骨を強くする
2,前脛骨筋を強くする

部位鍛錬 スネの鍛え方 砂袋を蹴り脛骨を鍛え”鉄のスネ”にする


そこでまず、「1,脛骨を強くする」方法について見ていきます。

最も知られているのが、ビール瓶で叩く方法です。
この方法はお金もかかりませんし、テレビを見ながらでもできますし悪くはありせんが、スネの表面のみしか鍛えられませんので、限定的方法ということになります。


最も有効な方法は「砂袋」を蹴る方法です。

砂袋とは、読んで字のごとく、砂を入れた袋のことです。

昔からある空手の鍛錬道具の一つです。

通常は麻袋に砂を入れて、金属や木で作った支柱にぶら下げて使いますが、現在では格闘技の商品を販売するショップなどで簡単に購入することができます。

手先が器用、できるだけお金をかけたくないという人は、ホームセンターなどで材料を用意し自分で作ることをおすすめします。そうでない人、例えば私のように面倒くさがりで不器用なタイプは迷うことなく市販の砂袋を購入しましょう。

また市販の砂袋はスタイリッシュですから、どこに置いても違和感がなく溶け込みます。
自家製の砂袋は、ちょっとゴツイというか、パッと見怖い感じを受けますので、倉庫などの人目がつかないところに設置するならいいですが、室内には見栄えが悪すぎてとても置けません。

どちらにするかは、それぞれの好みと、環境によるので、自分に適したものを選びましょう。

砂袋を用意し、初めて蹴るとその硬さにとても驚くと思います。
砂袋は中身は砂ですが、蹴るとまるで石を蹴っているように錯覚する位硬く、スネが痛くなります。

とにかく最初は相当痛いですから、軽く蹴りましょう。
石を蹴っているような感じで、それでいて骨に響くので、独特の痛みが走ります。

ですが、それが逆にスネが効果的に鍛えられている証拠ですので、少しずつやっていきましょう。

初めは無理をせず、軽く蹴り、回数も数十回程度で十分でしょう。
それでも蹴った後は下の写真のように、真っ赤になります。

砂袋で蹴った後の脛

砂袋を使う以前は、道場から帰ると決まってスネがキズだらけで、あちこち痛みました。
それどころか、スパーリング中、下段や中段を蹴るたび痛みが走るので、思い切り蹴ることはできませんでした。

それが、砂袋を使うようになってから、2〜3ヵ月ほどたってからのある日のスパーリングで、下段を蹴っても全然痛くないことに気づきました。
もちろんスネ受けされると「ゴツン」という衝撃はあるのですが、以前のような痛みがなくなったのです。
これは嬉しいことでした。

中段も以前ならヒジで受けられると蹴ったスネのほうが痛かったのですが、それもなくなりました。
中段、下段を蹴ることが怖くなくなったことは、大きな大きなプラスとなりました。


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部位鍛錬 スネの鍛え方 かかと立ち・かかと歩きで前脛骨筋を鍛え”鉄のスネ”にする



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