▲大山倍達総裁の拳の鍛錬(拳ダコ作り)
極真空手創始者で”ゴッドハンド”と呼ばれた大山倍達総裁は、上記の写真のように人にハンマーで力いっぱい打たせて拳を鍛えていました。
空手をやっていない一般の方々の空手家のイメージに、この拳ダコがあるでしょう。
「空手をやっている人には拳ダコがある」
ところが実際はそうではありません。
極真の茶帯・黒帯クラスでも、この拳ダコがほとんどない人もいます。
何故でしょうか?
その前に拳ダコは必要なのか?
答えは、必要というより、あったほうがいい。
ただし、スネを硬くするのが必須事項であるのとは違い、絶対なければいけないというものではありません。あったほうがいいということです。
何故なら、拳ダコとは拳部分の皮膚が厚く盛り上がっている状態を指しますが、これこそが拳のケガを防止する役割を果たすからです。
また骨が強く硬くなることで正拳の威力が増すという効果もあります。
拳ダコは人に見せるために作るのではありません。
どこまでも正拳鍛錬の結果としてできる、ということを間違えないようにして頂きたいと思います。
では拳ダコはどうすれば出来るのか?
拳骨に、ある一定の衝撃を与え続けることで拳ダコはできます。
すると皮膚が厚くなっていき、同時に骨密度が増し、結果的に骨も強くなっていきます。
では何故、極真の茶帯・黒帯クラスでも、拳ダコがない人がいるのでしょうか?
それは、硬い物を叩いていないからです。
いや叩き続けていないからです。
サンドバッグのような軟らかいものはいくら叩いても、なかなか拳ダコはできません。
それでは、次に正拳の鍛え方・拳ダコの作り方を見ていきましょう。
正拳の鍛え方・拳ダコの作り方 2 拳立て伏せと砂袋
正拳の鍛え方・拳ダコの作り方 3 マキワラ(巻き藁)
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