壮年部の昇級審査受審のポイントは、「型」をしっかりとやること、これが第一です。
次に「気合」を前面に出すということです。
「気合」とは言葉を変えれば声をしっかりと出すということです。
「基本」「移動」「型」そして「組手」。
すべてのメニューで『押忍!』『セイヤッ!』という声をしっかりと大きく出すようにしましょう。
若い一般部に体力で劣っていても気持ちで負けないことが大事です。
初級者(白帯・オレンジ帯・青帯)の審査は、よほどのことがない限り「落ちる」ことはありません。
ただし、必須事項の「基本」や「型」を覚えていないなどの場合は当然落ちます。
審査内容、例えばどの「型」をするかというのは事前に分かっていますので必ず覚えるようにしましょう。
審査料は月会費とは別途でかかります。
金額は支部により異なりますが、数千円〜1万円です。
審査に合格した場合、だいたい1〜3週間後くらいに認定状と新しい帯をもらえます。
新しい帯をもらったら、その場で新しい帯を締め替えます。
だいたい5級(黄帯に一本線)までの審査の合否は、それほど厳しくありません。
緑帯位からはだんだんと厳しくなり、茶帯になるとかなり厳しくなります。
支部にもよりますが、緑帯以上になると受審資格の一つとして、合宿に参加しなければいけないという項目が加わる場合もあります。
また支部によっては、茶帯の審査は5人組手、ほとんどの支部で黒帯への昇段審査では10人組手となります。
極真会館には「飛び級」というものがあります。
これは昇級審査で、例えば白帯の人が審査を受けると、通常は10級(オレンジ帯)に昇級しますが、まれに9級(オレンジ帯に一本線)に昇級する場合があります。
つまり2段(級)飛びというのでしょうか。
これを「飛び級」といいます。
どういう場合に飛び級があるかというと、実力がズバ抜けている、大会で優秀な成績をおさめる、審査を受ける前の期間が相当期間があるなどです。
この飛び級は期待しないようにしましょう。
壮年部はコツコツと道場稽古に参加して、1級ずつ着実に昇級していきましょう。
目標である、「黒帯」という頂を目指して。
昇級審査について 1
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