40代からの空手道 極真空手の巻
 
 
 


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   競技空手と武術空手、剛拳と柔拳について

2014年9月5日

9月になりすっかり涼しくなりました。
稽古しやすい環境になりましたね。


つい先日読んだ、清武会・西田師範の「空手!極意化への道」は、多くのことを気付かせて頂きました。
この本の中で、太気拳の澤井健一先生が西田師範に語った言葉が紹介されています。
一部ご紹介させて頂きます。

『君たちの稽古している空手(極真空手)は、剛を極めた非常に立派なものだ。大したものだと思う・・・』
『剛の極みの稽古をしている君たちのような人間が、柔の拳法を練習することが大切なんだよ。そうすれば両方が生きる・・・』


私はこの澤井先生の言葉に大変勇気づけられましたし、自分が目指している方向性に確信を持ちました。

私は現在40代の半ば、四捨五入すると50歳。

今現在の私の立ち位置は、50歳までは試合に出場する。
50代になったら試合(競技)からは引退し、武術(生涯)空手のみに励む。

と考えています。
今現在は競技空手60%、武術空手40%という感じで、日々の空手の稽古、自主練に取り組んでいます。

50代になったら、競技空手20%、武術空手80%くらいにすると思います。

澤井先生が言う通り、極真空手は「剛拳」を極めた拳法です。

私も入門以来ずっと剛拳を磨いてきました。
ですが、当ブログ内で何度も触れている通り、少し前から空手スタイルと変え、「柔拳」を磨くようになりました。
といっても、他の武術を習っているわけではありません。
私は徒手空拳の武術に関しては「極真空手」以外するつもりはありませんで、極真空手の稽古の中で「柔拳」を取りいれるような工夫をしています。
その結果、「競技空手60%、武術空手40%」という感じになっているのです。


「剛拳」+「柔拳」の極真空手家として、私がモデリングしている空手家が2人います。
それが、数見肇師範と堺貞夫氏です。
奇しくも2人共に城南支部出身です。

数見師範については今さら説明する必要はないでしょう。
極真全日本を5回制覇した不世出の空手家です。
”運足””合わせ技”を巧みに使い、破壊力抜群の下段回し蹴りを武器に全日本3連覇を含む5度の王座に輝きました。
ちなみに「極真史上最強の選手は?」と聞かれたら、私は迷わず「数見肇」と答えます。


堺貞夫氏について第14回全日本大会後に、大山総裁は次のように語っています。

『この大会で特筆すべきは堺貞夫の活躍だ。
堺は武道の真髄である円の動きを巧みに使っていた。
また受けが一番うまかった。
防御すなわち攻撃だということが如実に現われていた。
彼の活躍は、体の小さい道場生にも希望の光をもたらした点でも素晴らしい』


武道の世界は、偶像化、神格化が顕著な世界。
しかし、本当に実戦や試合などで通用するのかという疑問は誰しも持つものです。
小柄な老人(武術の達人)が2メートルの一流格闘家にリングの上で勝てるのか?
ですが、堺氏は、身長157p、体重60sという超小柄な体格ながら、極真の全日本大会で大きな爪痕を残した、 リアルな「空手の達人」です。
その拳は、正に「剛拳」と「柔拳」を融合させた空手だったといえるでしょう。


私は50歳、60歳になっても極真空手を続けるつもりです。
そのために今後、「剛拳」と「柔拳」を融合させた空手を志向するつもりでいます。
ただし、50歳になるまでは競技空手を続けるので、競技(試合)に向けた稽古、自主練も積極的に継続していくことになります。
もちろん、ウエイトトレーニングもそれに含みます。

少し前から武術の奥深さに触れ、武術を磨くことが本当に面白くなってきました。
今後も、自分の空手の完成を目指し、努力していこうと思っています。



 


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