40代からの空手道 極真空手の巻
 
 
 
カラテマンブログ 空手研究メモ

 

カラテマンブログ 空手研究メモ

2017
9/22 一石二鳥の鍛錬法 その2
9/1 一石二鳥の鍛錬法
8/18 壮年は常に自分の体と相談して行動することが肝心
8/4 組手技術向上のためには様々な人と組手をすること
7/14 目を瞑るクセを直そう
6/30 自分の体の特性を知り生かす
6/9 華麗な空手の実現
5/26 自分に合った自主練・一人稽古をして自分の空手を目指す
4/21 最近の道場稽古の楽しみと得意技が生まれる瞬間
3/29 黒澤浩樹師範のご冥福をお祈り申し上げます。
3/10 想定外のケガ
2/17 浅い呼吸はデメリットだらけ、日常生活から呼吸を改善する
1/20 道場稽古前には食事をしなければいけないのか?
1/6 謹賀新年 2017年の空手の目標

2016
12/16 スタミナに関して注意していること
11/25 日本刀のように斬れるようにするために技の鍛錬中
11/4 技が自分のものになる感覚
10/7 空手以外のケガ・病気について
9/23 ボクシングダブル世界戦に心が震えた
7/1 モチベーションキープの難しさ
5/27 人のアドバイスを真摯に聞く素直さが上達を早める
4/29 上段回し蹴り再生計画 開始から2ヶ月の経過報告
4/15 三年修行が遅れても良師を選べ
3/25 アラフィフの今、一番大事にしていることはストレッチ
2/26 上段回し蹴り再生計画始動
2/5 フルコンタクト空手初・中級者の組手で大事な3つのこと
1/8 謹賀新年 2016年の空手の目標

2015
12/25 極真空手修行 2015年を振り返って
11/27 2つの山を乗り越えよう
10/30 血尿が出て一人前?
10/16 空手他流試合体験記
10/2 武道空手を追求するのみ
9/18 上段回し蹴りが蹴れなくなった...
8/14 運動している40代後半=運動していない20代前半
7/24 フルコンタクト空手と寸止め空手の技術的融合
6/26 “倒す感覚”にこだわったKO養成サンドバッグをご存じですか?
6/5 5月に熱中症になる
5/8 【ボクシング】 メイウェザーvsパッキャオと空手
5/1 壮年空手家にとって最も重要なのは「基礎体力」
4/17 極真会館(松井章圭館長)と全空連が友好団体として正式調印
3/20 花粉症が治った話
2/20 東京五輪に向け極真会館と全日本空手道連盟が握手!?
2/13 これからフルコン空手を始めたいと思っている40〜60代の方へ
1/23 体型維持・体型管理の強い味方
1/9 謹賀新年 2015年の空手の目標

2014
12/26 2014年の自分自身の空手の総括
12/5 いよいよダイエット&肉体改造シーズン到来!
11/21 考えて空手をすることが大事
11/7 正しい「基本」を身につけていますか?
10/10 基礎体力の重要性と砂上の楼閣
9/5 競技空手と武術空手、剛拳と柔拳について
8/15 壮年極真空手家紹介
8/1 私のモデリングはジョルジオ・ペトロシアン
7/18 空手家・八巻建弐 44歳時の空手動画
6/29 自分の型、自分のスタイルを作り上げる
6/6 組手時の呼吸とスタミナについて
5/16 極真空手のねじ込む突きとボクシングのコークスクリューパンチ
5/2 40代・50代・60代になってもできる極真空手(フルコンタクト空手)を目指して
4/18 メタボ中年が肉体改造し腹筋を割るコツについて
4/4 レベルの高い人と組手をすると自分の弱点がはっきり分かる
3/21 攻防一体の組手スタイルと引きの速さ
3/7 リラックスと相手の気配を読むことについて
2/14 「自己流」を排除し「基本」を徹底する
1/31 集合住宅でもできる部位鍛錬
1/24 骨密度を高める意味
1/3 謹賀新年 2014年の空手の目標

2013
12/27 極真空手修行 2013年を振り返って
11/22 空手の自主練は「フィジカル」と「型」の鍛錬が最も適している
10/18 極真空手において打たれ強さは必須
9/13 練習前のストレッチの重要性
7/19 夏場の食事とスタミナについて
5/31 体が硬いことを悩んでいる方へ 私の体験談
5/10 演武・試し割りについて
4/26 小が大を倒すためには
4/5 心に残る名勝負 松井章圭VSアンディ・フグ
3/15 若さの理由 言葉と下半身
2/15 極真空手初心者 Q&A PART2
2/1 私がウエイトトレーニングをする理由
1/18 極真空手初心者 Q&A PART1
1/4 謹賀新年 2013年の空手の目標

2012
12/21 2012年 空手の個人的総括
12/7 「型」が苦手な方へ
11/23 体を痛めて不安になっている方へ
11/9 心に残る名勝負 三瓶啓二VS大西靖人
10/26 まずインファイト、その後に変われ
10/10 壮年の肉体改造について
9/19 集合住宅に住んでいる場合の自主練について
9/5 道場稽古前に「眼球運動」をして動体視力を鍛える
8/15 心に残る名勝負 松井章圭VS堺貞夫
8/1 熱中症には要注意! 水分補給は必ずする
7/11 壮年空手家は小さなことの積み重ねが重要
6/6 最近気力・体力が落ちたと思ったら脚の筋肉を鍛えよう
5/31 心に残る名勝負 黒澤浩樹VS竹山晴友
5/9 私の参考書 vol,4 下段回し蹴り 「一撃で倒せ!下段廻し蹴り編」
4/11 「技は力の内にあり」
3/23 恐怖心と後ろに下がる癖について 2
3/17 恐怖心と後ろに下がる癖について 1
3/4 104歳でも筋トレで筋肉が大きくなる
2/14 フルコンタクト空手を始めようか迷っている壮年の方へ
2/1 私の参考書 vol,3 上段回し蹴り 「一撃で倒せ!上段廻し蹴り編」
1/18 私の参考書 vol,2 組手技術 「勝つ!ための空手」
1/4 謹賀新年 今年の3つの目標

2011
12/25 正月太りにご用心
12/12 私の参考書 vol,1 上段回し蹴り 「大石代悟 練達への道」
11/22 習慣化する 〜管理人の鍛錬メニュー&スケジュール紹介〜
11/8 極真会館 第10回全世界空手道選手権大会を観戦して
10/3 頂上を目指さない
9/21 体幹トレーニング
8/25 間合いをコントロールしよう
8/4 骨を硬くする
7/22 休会のススメ
7/10 心に残る名勝負 フランシスコ・フィリオVSアンディ・フグ
6/27 ダイエットの間違い
6/4 夏場の注意点 スポーツドリンクの飲み方
5/4 補強で練る、ウェイトトレーニングで鍛える
4/11 ワールド空手 5月号
4/7 「腹八分目」で鍛える
2/24 呼吸とスタミナ
1/22 オリンピックの頂点を目指す
1/5 今年の目標は「体を柔らかくする」

2010
12/12 ピーター・アーツに見る、「気持ち」の大切さ
11/22 極真全日本初の外国人&史上最年少王者誕生
11/2 チャレンジ・スピリットは尊い
10/17 心に残る名勝負 ウィリー・ウイリアムスvsアントニオ・猪木
10/1 下半身を鍛えるなら「四股」
9/1 基礎作りをしていますか?
8/21 心に残る名勝負 数見肇vs木山仁
8/4 武器を持つ
7/14 自分の棚卸をしよう
6/25 心の年齢 
6/11 心に残る名勝負 数見肇vsグラウベ・フェイトーザ
5/26 惻隠の情
5/10 小指の強さは、美しい
5/1 妖刀村正
4/17 壮年部と気合と組手
4/2 他流試合
3/24 Spring has Come
3/15 モチベーションをキープするためには
2/26 腹筋を割る!
2/20 白帯警報発令中!
2/15 アサヒ飲料×極真会館 共同開発ドリンク「ICHIGEKI」
1/30 武道の極意とは 笑顔で友だちになることさ
1/20 女性と極真空手
1/13 極真空手と子供教育 いじめについて

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   一石二鳥の鍛錬法 その2

2017年9月1日

9/1「一石二鳥の鍛錬法」の続報です。

自分でアンクルウェイトを購入するつもりにしていたら、Aさんが新品未使用の1個2kg×2個のアンクルウェイトをプレゼントしてくれました。
なんでも最初に予備用を含めて2セット購入したそうなのですが、使ってみると1セットで十分でもう1セットは全く使っていないのでどうぞ使って下さい、と言われご厚意に甘えることにしました。

アンクルウェイト

XYSTUS(ジスタス) アンクルウエイトAD2000 H-8530 2kg 2個1組

XYSTUS(ジスタス) アンクルウエイトAD2000 H-8530 2kg 2個1組


早速1個2kg×2個合計4kgのアンクルウェイトを足首に装着して外出しました。
それが重いのなんの...
流石にいきなり4キログラムは重かったです。

歩くという行為は、普段当たり前のことなので何も考えずに勝手に足が出るものですが、4kgのアンクルウェイトを足首に付けたら、意識して足を出す、足を上げるという動作をしないとまともに歩けないことが新鮮でした。
特に階段が顕著で、階段を上るにはかなりの負荷がかかるのがとても嬉しくなりました。
最近は外出する時には、必ずアンクルウェイトを付けて外出するようにしています。

まだアンクルウェイトを付けるようになってそれほど時間が経っていないので、効果の程は分かりませんが、間違いなく脚力がつくでしょう。

私が気に入っているのは、一石二鳥の合理的な鍛錬法ということと共に、普段から鍛錬目的で自転車移動をするようにしている現在、自転車に乗ることによる効果をさらに高めることができることです。

4kgのアンクルウェイトを足首に装着して自転車に乗って坂道を駆け上がる、これがもの凄く下半身に負荷がかかって良い感じで鍛錬できているように感じています。
移動のほとんどを車から自転車に変えることで下半身と心肺機能も格段に強くなったことを実感しているのですが、
アンクルウェイトを付けることで今後どういう影響、効果があるのか自分自身楽しみです。

もちろん、空手の直接的な稽古にも使えます。
アンクルウェイトを足首に装着して空蹴りをすることで、蹴りの威力が増す効果があるでしょう。

ちなみにこのアンクルウェイトは、片側に200gの鉄棒を10本入れる仕組みになっているので、重いと感じたら鉄棒を減らすことで重量を可変できるので便利です。

アンクルウェイト

1年継続して使い続ければ、間違いなく何らかの効果が出るでしょう。
1年後位にまたご報告させて頂きたいと思います。


 


   一石二鳥の鍛錬法

2017年9月1日

つい最近、仕事を通じて65歳の男性と知り合いました。
名前を仮にAさんとします。
当初は仕事の話以外は一切しませんでしたが、スマートな体型をしていたので何気なく『何かスポーツでもしているんですか?』と私が質問したことをきっかけに、一気に仕事以外の話をするようになりました。

Aさん『もう30年位ボディビルの真似事をやっています』
私『私も10年位自宅でウエイトトレーニングをやっています』

お互いの筋トレについての話から始まり、やがて空手の話を深くするようになっていきました。

Aさん『何かやっているんですか?』
私『空手を少々』
Aさん『どちらですか?』
私『極真です』
Aさん『凄いですね!実は私も昔伝統派をやっていましたが茶帯でやめてしまいました。私は大山先生(大山倍達総裁)を尊敬していて、大山先生の本はほとんど読んでいます』

ここから、極真話が始まりました。
Aさんの口から中村忠さん、山崎照朝さん、添野義二さん、川畑幸一さん等々、大山総裁の高弟達の名前が次々飛び出してきて、大盛り上がり。
私自身、極真空手をしている人以外で、極真話ができる人に初めて会いましたので、とても驚きました。
なんでもAさんは、本当は極真空手をやりかたかったそうなのですが、もう一歩が出なかったそうで、極真空手を長年続けている私に、『立派です』『尊敬します』と、まるでホメ殺しのように絶賛されむず痒くなるほどでした。

そんな話の中で、日頃どんな鍛錬をしているのかと質問されたので、自転車に乗ることを話しました。
私は車の運転が好きで、ほんの5分位の距離のところでも全て移動は車でしていたのですが、下半身の強化と心肺機能の強化の目的のため、あるときから長距離を除き移動は全て自転車に変えました。
今は片道40〜50分程度なら全て自転車を使っています。
そのお陰で、下半身が強くになりましたし、心肺機能も格段に良くなったことを実感しています。
そして私が自転車移動が気に入っている最大の理由が、移動という目的を果たしながら体も鍛えられるという一石二鳥の合理的な移動方法・鍛錬方法だからということです。
その点を話すと、Aさんはとても共感され『よく分かります!私も同じような理由でこれをやっています』と言うと、おもむろにスラックスの裾をたくし上げたのです。
すると足首にアンクルウェイト。

私『凄い!何kgですか?1kgですか?』
Aさん『2kgです』
私『え!?2kg!』『いつもつけているんですか?』
Aさん『はい。仕事中も遊びにでかけるときも、外出するときには必ず付けています。そのお陰で脚力がついたと思います』

感心しました。
Aさんが日頃から体を鍛えているのは話から分かりましたが、65歳でここまで徹底的にやっていることに驚きましたし、この鍛錬方法が私好みの一石二鳥の方法なので、早速アンクルウェイトを注文することにしました。

今後、私も外出時には常に
アンクルウェイトを付けて生活してみようと思っています。
感想は後日ご報告させて頂きます。



   壮年は常に自分の体と相談して行動することが肝心

2017年8月18日

壮年と一口に言いますが、実は年齢の幅は広いものです。
極真空手の場合、概ね35歳以上が壮年という扱いになることが多いですが、同じ壮年部でも35歳と55歳では20歳も年齢差があります。
そうなると、壮年と言っても全く同じ動きとはいかなくなるのは当然です。
35歳位なら、ある程度無理をしても大丈夫ですが、50歳以上になるとそうはいきません。
私はアラフィフですが、30代の頃と比べるとかなり体が変わってきていることを自覚しています。

この年齢になると、意識して鍛えないと目に見えて基礎体力が低下していきます。
しかし分かっていても仕事や家庭が忙しくて、思った通りに鍛える時間が取れないという方も多いでしょう。
そうなると日常生活から体を鍛えることも考えないといけなくなります。

私の場合です。
月に数回片道1時間以上電車に乗ることがありますが、席が空いていても座らずに立ちます。
エレベーターやエスカレーターは極力使わず、階段を使います。
エスカレーターを使う場合も、止まったままではなく歩くようにしています。
日常生活では長距離以外の移動は極力、自転車を使って移動します。
私はこうやって日常生活で、体を鍛えるようにしています。
これを逆に見るといかに差が出るか実感できるでしょう。
電車に乗る時は常に座り、建物の上り下りは必ずエレベーターかエスカレーターを使い、移動は常に車。
前者と後者では、明らかに前者のほうが自然と体が鍛えられます。

ただし、私は常に前述のようにしているわけではありません。
その時々に自分の体と相談し、疲労がたまっているな、これ以上無理はしないほうがいいなと判断したら楽な方を選ぶようにしています。

ウエイトトレーニングでも同様です。
若い頃なら多少無理してもガンガンやってもいいでしょうが、壮年になったら無理は厳禁です。
ウエイトトレーニング中に、肩が痛い、手首が痛い、腰が痛いなど、ちょっとした痛みや違和感があったときにはすぐにトレーニングを止めるようにしています。
かなり前のことですが、ベンチプレス中に手首に痛みが走ったことがあったのですが、決めていた回数を最後までやった結果、手首の痛みが強くなり、結果1週間以上痛みが続いたことがありました。
腰に違和感が走ったときもそのまま最後まで続けたら、腰痛が酷くなってしばらくトレーニングができなくなったことがあります。
そういう経験から、常に自分の体と相談し、少しでも痛みや違和感があり「止めたほうがいい」という心の声が聞こえたら、その声に従いすぐに止めるようにしています。
そうしてから、無用なケガや不調にならないようになりました。

気持ちは若いままでも、体は確実に老化しています。
もちろん、意識や努力によって老化速度は個人差がかなり出ますが、それでも全く老化しないという人はいませんので、40代、さらに50代になったら、常に自分の体と相談しながら鍛えるようにする、または休むようにするということが大事だと思います。



   組手技術向上のためには様々な人と組手をすること

2017年8月4日

私は仕事柄転勤が多かったために、今までに5つの支部に所属しました。
ですが、ほとんどの人は他の支部に移籍することなく、一つの支部・道場に所属しています。
他県に引っ越さない限り、他の支部に移籍することもほとんどありません。
そのことについて確実にデメリットとして言えることが一つあり、それは同じ支部・道場に所属し試合に出たり、出稽古に行かないと、組手をする相手がいつも決まった相手になることです。
大きな道場ならまだしも、中小規模の道場でいつも出席する稽古日が決まっていると余計にその傾向が顕著になり、何年にもわたって数人の同じ相手としか組手をしないということにもなりかねません。 これは良くありません。

毎回同じ相手としか組手をしないと、技術の向上も限定的になります。
強い黒帯になりたいと思うなら、どんどん違う相手と組手をすることです。
方法は幾つもあります。

・試合
・出稽古
・合宿

この3つが代表的なものでしょう。
試合で出場するのが最も緊張感がありますし、技術向上に最も有効だと思います。
次に出稽古ですが、支部内であれば他の道場に出稽古に行ってもお金がかかりませんので(極真会館の場合)、積極的に出稽古に行ってもらいたいと思います。
次に合宿ですが、極真会館の場合総本部の合宿が夏と冬にあり、総本部や本部直轄以外の支部・道場に所属していても参加可能ですから、多くの人と交流できるチャンスでもあり一度参加するのもいいでしょう。

また、上記の自発的なもの以外として、他支部から移籍してくる場合があります。
すると全く違う組手をする人がいて、とても新鮮な驚きがあることがあります。

私は今までに5つの支部に所属しましたが、1つとして同じ支部・道場はありませんでした。
支部・道場によってそれぞれ特色があり、様々なスタイルを経験してきました。
ある支部はとてもオーソドックスな組手をする、ある支部は競技に特化した組手をする等々、支部によってかなり個性が違っています。

同じ相手とばかり組手をするのではなく、積極的に違う相手を求めて組手をするということが、組手技術の向上の1つのコツになるでしょう。


試合、出稽古、合宿に積極的に参加しましょう。



   目を瞑るクセを直そう

2017年7月14日

フルコンタクト空手は、顔面への手技は認められていません(例外の団体はあります)。
しかし、足技はOK。

体を上下に分けると、下半身への攻撃をもらうときに目を瞑る人はいませんが、上半身、特に首から上に足技がくると反射的に目を瞑ってしまう人がいます。
というより、初級者の頃はほとんどが目を瞑ってしまうでしょう。
それはある意味自然は防御反応、本能とも言えることなので当然のことではありますが、空手という武術、競技面から言うと、相手の技に対して目を瞑ってしまうのはデメリットばかりなので、そのクセがある場合は意識的に矯正する必要があります。

単純に防御だけを考えるなら、顔面特に目を守るために目を瞑るというのは理にかなっている面もありますが、目以外の部分を防御するためには明らかにデメリットしかありません。
何故なら、目を瞑ると相手の攻撃がどこにどのようにくるか分からないので、的確な防御ができなくなるからです。
また、相手の攻撃に対して目を瞑ってしまうと、当然合わせ技はできません。
相手がどこにどういう体勢でいるのか分かりませんから、次の自分の攻撃も遅れることになります。

例えば上段回し蹴りの場合、ノーマルなら極端な話目を瞑っても腕を上げてガードすれば頭部・顔面は防御できますが、必ずしもノーマルにくるとは限らず、もし変則的な上段回し蹴りだった場合は、タイミングや軌道が違うためにもろにもらってしまうことになりかねません。
しかし、しっかりと目を開けて相手の技を見ていれば、ノーマルなのか変則なのか分かりますので、的確に防御することができます。

初級者の頃はどうしても恐怖心が先に出るので、目を瞑ってしまうのは仕方がありません。
誰もが目を瞑ってしまいます。
しかし、中級者、そして上級者になったら、目を瞑ってしまうクセは直さないと戦えなくなります。

恥ずかしながら私も目を瞑ってしまうクセがかなり長くありました。
そのため、もらわなくてもいい技をもらってしまうことが多々ありました。
これはクセですから、何もしなければそのままです。
自分で意識的に矯正するしかありません。

では、目を瞑ってしまうクセを直す方法はあるのでしょうか?
私の経験上、自分一人で矯正するなら方法は一つ、誰か協力してくれるパートナーがいるなら幾つかの方法があると思います。

私の場合は、自分一人で矯正しました。
特別な特効薬のような方法はなく、とにかくスパーリングの時に『絶対に目を瞑らない』と強く心に決めて相手の技を凝視するようにしました。
ただこれだけです。
というより、これしかないでしょう。
慣れるということです。

スパーリングのときに次のような体験をしたことがあります。
相手は長身で足が長い黒帯で、開始して間もないときに踵落としがきました。
その瞬間私は目を瞑ってしまい、顔面に技をもらってしまったのです。
ただ幸いなことにたまたま当たりが浅くそれほどダメージはなかったのですが、スパーリング中に『ああ目を瞑ってしまった』と強く反省しそのままスパーリングが続きました。
1分間のスパーリングでしたが、後半再び踵落としがきました。
そのときは『またきた!』とはっきりと自覚することができ、目を瞑ることなくしっかりと相手の動きが見えましたので、スウェーバックしてかわすことができました。
1分間の中で、目を瞑ってしまったときは技をもらい、目を瞑らなかったときは技を見切ることができたわけです。

顔面への手技がメインであるボクシングの場合、目を瞑ってしまうのは致命的なので、必ず矯正するらしいのですが、ある有名なボクサーは、シャワーを顔に当て目を瞑らない訓練をしたそうです。
この方法を私はしたことがありませんが、効果があるかもしれません。
一人でできるのも良い点です。


誰か協力してくれるパートナーがいる場合は、実際に上半身へ技を出してもらい、目を瞑らずに技をしっかりと見る練習をするといいと思います。

目を瞑る、目を瞑らない、フルコンタクト空手においてどちらが危険なのかを考えましょう。
目を瞑らずに相手の技・動きを見るほうがより危険を回避することができるということを知り、目を瞑るクセがある方は、意識的に直すようにしましょう。



   自分の体の特性を知り生かす

2017年6月30日

人間は十人十色で、外見はもちろん性格・考え方も全て違います。
同じ人は1人もいません。
さらに深堀して考えてみると、1人の人間でも体を左右に分けると、左右が完璧に同じという人は少ないでしょう。
顔を左右に分けると右と左で結構違いますし、手足の長さも違ったりします。

これを空手に当てはめてみましょう。
体の左右が同じに動かせることができる方は、それがもちろん理想的なので問題ありませんが、人によっては左右を同じに動かせない方もいます。
私がそうなのです。

左右が違うことに気づいたのが茶帯になってからだったのですが、右の回し蹴りと左の回し蹴りが同じように蹴れないことにある日気づきました。
ストレッチを継続してやりましたが、その自分の体の特性を矯正することができず、諦めることにしました。
年齢のこともありますし、あまり無理をして逆に体を痛める可能性があるからです。
なお、整体などに通ったことは一度もありません。
もしかしたらプロなら矯正できるのかもしれないので、一度行って相談してみようかとは思っています。

左右を同じにすることを一旦諦めましたがそれで終わりではなく、『左右が違うなら、じゃあ自分の体の特性に合った動きをすればいいじゃないか』と思うに至りました。

私の体は、右は基本通りに蹴り技が出せるのですが、左は右のように基本通りに技を出すと体がかなりきつく、さらに打点がとても低くなってしまうのです。
しかし、蹴り方を変えると右と同じ打点で蹴ることができることを発見しました。
その後、左右違う蹴り方ではありますが、左右共に同じ打点で蹴り技が出せるようになりました。

大切なことは、自分の体の癖、特性を知ることです。
その癖を矯正できるなら矯正し、無理ならその状態でどう克服できるか考え試行錯誤して新たな道をみつけることだと思います。
私はその方法で上手くいきました。

体が硬い、でもどうしても上段回し蹴りを使いたいなら、体を倒して蹴る。
上段回し蹴りを使いたいけど体が硬く難しいなら、上段回し蹴りは捨てて下段に特化する。
色々方法はあるでしょう。

考えること、工夫することが重要です。



   華麗な空手の実現

2017年6月9日

大山総裁は、1987年1月4日の本部冬季合宿の講話で次のように語っています。

『今、日本のカラテはどうなっているか。叩き比べ、根性比べの大会だ。お前も叩け、オレも叩く、どちらが我慢できるか、という試合だ。これはカラテではない。キックだ。君たちはキックの練習にきたわけではないだろう。万一そうならカラテの道場へ来なくていい。キックの道場へ行け。サンドバッグ叩いて蹴って、グローブはめて殴り合いやって倒れなかったら頭突きやって・・・。

キックの道場とカラテの道場の違うところは、カラテは、まず精神を鍛える。そして、カラテは華麗でなくてはいけない。地に則った基本、理にかなった型、華麗な組手、これがカラテだ。カラテの命は組手である。組手は華麗でなくてはいけない。相手の突き、蹴りは全部受け流す、自分の突き、蹴りは間違いなく標的に当てる。これが華麗なる組手であり、カラテの命だ。カラテは君子の武道である。それゆえ、きれいに華麗に勝たなければいけない』



世間では「極真空手=叩き合い」「極真空手=根性比べ」という固定観念が強いかもしれませんが、それは明らかに古い。

私は大山総裁が言う「華麗な空手」を実現したいと思っています。
華麗な空手とは、「相手の突き、蹴りは全部受け流す、自分の突き、蹴りは間違いなく標的に当てる空手」と大山総裁は語っています。

特に壮年になって、叩き合いや根性比べのような空手をするのは「百害あって一利なし」です。
もちろんレベルアップの過程で必要な面があります。
特に初級・中級者の頃は必要で、精神力強化、根性の養成には効果がありますし、技術的にもそこを避けて通れない現実があります。
私もそういう空手を長年続けてきました。
しかし、極真空手を始めて10年以上経ち、年齢もアラフィフになり、もうそういう空手は自分には必要ないと思うようになりました。
今更根性比べをしても、更なる進歩はありません。
そこで終わったら武術をしている意義がないとも思っています。

私は「相手の攻撃を一切もらわずに自分の攻撃を確実に当てる空手」を志向しています。
ただ理想と現実は大きく異なり、なかなか上手くはいきません。
特に相手が強ければ強い程、当然理想と現実は乖離します。
しかし、それでも華麗な空手を追及したいと強く思っています。
いつかそんな練達の組手ができるようになりたいものです。



   自分に合った自主練・一人稽古をして自分の空手を目指す

2017年5月26日

若い頃からの友人で現役の極真空手黒帯の左衛門さんは私と同級生ですが、コツコツ努力することができる性格で、空手においても同様で空手に生かすために若い頃からウエイトトレーニングを自室で続けています。
現在ベンチプレスで115kgを挙げ、目標は120kgということです。
ウエイトトレーニング以外にも、日頃からランニング、ダッシュなどの自主練もしています。

私もウエイトトレーニングをしています。
と言っても左衛門さんのようにバーベルではなく、自室でダンベルでトレーニングをしているのでベンチプレスの記録はありません。
以前、左衛門さんの自宅でバーベルでのベンチプレスにチャレンジしたところ、想定していたバーベルが挙がらなくてガッカリしたくらいです。
ランニングは全くしません。
自主練でしているのは、ダンベルを使ったウエイトトレーニングと、自重による体幹トレーニング。
それと時間をかけて継続して行っているのが、ストレッチです。

このように同年齢で同じ極真空手をしていても、自主練・一人稽古でやっているメニュー・内容はだいぶ違います。
では何故違うのか?
それは、性格や体格、空手スタイルが違うからです。

左衛門さんは、身長がない上に下段が中心のスタイルなので、相手の圧力に負けないように、さらにパワーでダメージを与えることができるようにウエイトトレーニングに力を入れました。
私は、上段が中心のスタイルなのでパワーで押し込むのではなく、体の柔軟性やバランス(体幹)が重要になってくるので体幹トレーニングやストレッチに力を入れています。

フルコン空手に入門して間もない初級者の頃は、とにかく道場で教えられることを繰り返しやることが大切ですが、中級者以上になったら自分の空手スタイルを考え、それに即した自主練・一人稽古をするようにしましょう。
特に壮年空手家はそうしたほうがいいと思います。

十人十色。
人は全員
性格や体格、空手スタイルが違うので、人と同じことをやる必要はありません。
自分に合ったスタイルを確立することが大切です。



   最近の道場稽古の楽しみと得意技が生まれる瞬間

2017年4月21日

道場稽古では、基本稽古、移動稽古、型、約束組手、組手(スパーリング)、ミット打ち、補強等のメニューがありますが、私が最も好きなのはスパーリングです。

ただ、闇雲に好きというわけでなく、強い相手と向き合ったときの恐怖感、セット数が多くなりバテバテになったときに心が折れそうになること、ケガのリスク等、苦しいことや嫌なことも数多くありますが、それでもやっぱりスパーリングが一番好きです。

特に最近スパーリングが楽しみで、何が楽しみなのかというと新技を常に試してるからです。
武術の技は頭の中では色々な技が思い浮かびます。
漫画などのフィクションも同様ですが、そのほとんどが机上の空論なのですが、ふとした時に『あれ!?この技使えるんじゃないか?』と技が浮かぶことがあります。

すると次の道場稽古のスパーリングで、必ず試すようにしています。
しかしながら、ほとんどが失敗します(笑)
理想(机上の空論)と現実は違います。

だいたい、『ああ、うまくいかない』『全然入らないな(苦笑)』ということになります。
ですが、全部ダメなのかというとそうではなく、中には『あ!?これは使えるな!』と思った技が2つ3つあります。

現状維持は退歩。
そう思っているので、常に何かを吸収しようと思っています。

2016/11/04 技が自分のものになる感覚
2016/11/25 日本刀のように斬れるようにするために技の鍛錬中

昨年書かせて頂いたこの新技は、確実に自分の得意技になりつつあります。
この技は、自分の得意技にしたいと思って、意識的に使っている技です。
この技以外にも色々と試しています。

そんな中、思いがけず得意技が生まれる場合もあります。
何気なく出した技がいい感じで入り、『ん!?なんで入るんだ?』と不思議に思う技もあります。

ある瞬間、『入るぞ!』と閃き、瞬時にその技を出すと、クリーンヒットします。
そのメカニズムが、自分の中で未だ解明できていません。
何なんでしょうね、あの不思議な感覚は。
何故技が決まるのか、分かりません。

技を出そうと思って出すのはなく、技を出したいから出すのでもなく、技が入ると閃くから出すという感覚です。
能動的な技ではなく、受動的な技とでも言うのでしょうか。

理屈は分からないのですが、体ではなんとなく分かっているので、今後より深く研究しようと思っています。

武術は奥が深く面白いです。



   黒澤浩樹師範のご冥福をお祈り申し上げます。

2017年3月29日

黒澤浩樹聖心館空手道館長が、今月25日に急性心不全のためお亡くなりになりました。
享年54。

信じられない。

残念としか言いようがありません。
若すぎます。

私が極真空手を始めたのは、黒澤浩樹師範に憧れたからです。
10代の私は、極真会館第16回全日本大会決勝戦の黒澤浩樹VS竹山晴友を観て、自分も黒澤師範のように強くなりたいと、極真空手を始めようと思ったのです。

黒澤浩樹VS竹山晴友

10代のあの時、黒澤師範に出会うことがなければ、私は極真空手をやっていなかったと思います。

黒澤師範ほど「極真魂」を体現した空手家はいないと、今でも確信しています。

黒澤師範のご冥福をお祈り申し上げます。

格闘マシーンよ永遠に...



   想定外のケガ

2017年3月10日

フルコン空手にケガはつきもの。
もちろん大小の違いはありますが、ケガやダメージは日常茶飯事のことです。

私のように10年以上も極真空手をやっていると、色々なケガやダメージの経験がありますので、何かケガをしたとしても驚くことはありません。
だいたい想定内のことだからです。

ところが、2週間ほど前の道場稽古でのこと、全く予期しなかったケガをしたのです。
ケガといっても大ケガではなく軽いケガなので、2週間経って現在は多少の違和感とごくごく弱い痛みがある程度です。

スパーリング中です。
普通に右の突きを出しました。
その際に右手の親指の先端に鋭い痛みが走りました。
『イタッ!』
その瞬間、かなりの痛みだったので、場所が場所だったので爪が剥がれたかもしれないと感じました。
スパーリングのセット間に恐る恐る確認したところ、爪は無事でした。
結果的に、突き指でした。

しかし、疑問が残りました。
何故突きを出したのに、親指の先端に痛みが走り、突き指したのか。
過去にも突き指した経験は何回かあります。
そのいずれもが、オープンフィンガーで相手の技を受けたときにやったもので、全てあり得ること(想定内)なので、驚きや疑問はありませんでした。
なお、その何回かの突き指は全て今現在は完治しています。

そこでスパーリングを振り返ってみました。
右の突きを出したときに、相手の肘に当たったために突き指したということは何となく分かったのですが、疑問なのは何故親指の先端だったのか、ということです。

普通にしっかりと握っていればあり得ないことです。
そこで思ったのが、握りが甘くなっていた、ということです。
なんとなく正拳の握りが甘い自覚はありました。
グローブの弊害です。


↑しっかり握れていてしっかりと突いていれば親指の先端が対象物に先に当たることはない。


↑握りが甘く親指が出ていたために、拳頭よりも先に親指の先端が対象物に当たった。

大山総裁は、「握り方3年、立ち方3年、突き方3年」と言っていましたし、後年『私は未だに疑問に思うよ。この正拳の握り方が正しいのか、いつも考えている』 とも語っていました。

空手の基本中の基本である、握り方ができていないのはダメですね。
プラス突き方もダメだったのだと思います。
反省しました。

しかし、今回のような失敗、未熟さ、間違いに気づけるというのは、実践しているからこそだということも実感しました。

握り方、突き方を今一度しっかりとしようと思っています。



40代からの空手道 〜極真空手の巻〜
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