極真は手技による顔面攻撃が認められていませんので(上級者は練習でグローブをつけてやる場合はあります)、当然突き(パンチ)はボディのみになるわけです。
また蹴り技(前蹴り、中段回し蹴り)もありますし、それら突き・蹴りは腹部に集中されます。
そこで腹が打たれ弱いと極真ではやっていけません。
また、腹が打たれ弱いと猫背になり視線が下がり、自然と腹を守るためにガードが下がってしまい、結果的に上段(ハイキック)をもらいやすくなってしまいます。
また現在極真の代名詞となっているのが、下段回し蹴り、ローキックです。
ワン(ジャブ)・ツー(ストレート)・ロー(下段回し蹴り)が最もオーソドックスなコンビネーションです。
極真では蹴り技で最も多い割合を占めているのが下段回し蹴りです。それもアウトローです。
そこで足(太もも)が打たれ弱いと極真ではやっていけません。
どうしてもこの二カ所、腹と太ももを鍛錬して打たれ強くする必要があるのです。
ではどうしたら、打たれ強くなるのか?
最も大切なのは、数多く道場稽古に参加して、数多く組手(スパーリング)をやることです。
そしてそれと並行して、自主練で鍛えることです。
腹の鍛え方はこちらで詳しく説明していますので、ご覧下さい。
・腹部強化 鋼の腹筋計画 1 腹筋トレーニング
・腹部強化 鋼の腹筋計画 2 バット叩き
・腹部強化 鋼の腹筋計画 3 メディシンボール
・腹部強化 鋼の腹筋計画 4 腹打ち
太ももの鍛え方はこちらで詳しく説明していますので、ご覧下さい。
・ローキックに打たれ強くなる方法 1 バット叩き
・ローキックに打たれ強くなる方法 2 スクワット
・ローキックに打たれ強くなる方法 3 蹴り合い
戦国時代、武士たちはいくさで戦うとき、必ず甲冑を着て戦いました。
甲冑なしで戦うことはなかったのです。
甲冑はもちろん敵の攻撃から自分の身を守るためのものです。
極真空手で黒帯を目指そうと思うなら、打たれ強い腹と太ももは絶対必要な守りの要です。
甲冑の如き肉体を目指しましょう。
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