「握力」というと、ただ握る力のことだと思っている方もいるでしょうが、実は握力を決める要素には4つあります。
1,クラッシュ力(ものを握りつぶす力)
2,ピンチ力(物をつまむ力)
3,ホールド力(握ったものを保持する力)
4,ものを開く力
一般的に「握力」と思われているのは1の「クラッシュ力」のことですが、握力を上げようと思うならクラッシュ力だけでは限界があり、他の3つの要素も上げていかないと握力はなかなか上がらないのです。
「ピンチ力」をアップさせるためには、指の力、つまり物をつまむ力をアップさせることが必要です。
そこで、指の力、指の握力を鍛える方法をご紹介させて頂きます。
簡単に言うと、ある程度の重量がある物を指先で鷲掴みにすることです。
では、ある程度の重量がある物として何が良いのか?
これは何でも構いません。
代表的なものとしては「鉄アレイ」。
他にはダンベルプレート、鉄球、砂などを積めた茶筒など。
↓市販されているものもあります。
イーグルクロー15kg
具体的なやり方
・指の腹で包むように持つのではなく、指先だけでしっかりと掴む
指の腹で包むように持つと指の力を鍛えることができなくなりますので、手の内に十分な空間ができるように指先だけで”掴む”という感覚で持つようにします。
▲良い例:指先でしっかりと掴む
▲悪い例:指の腹で握っている
・上げ下げ、一定の高さで回す
ただ持つだけでは指の力を十分に鍛えることができませんので、上げ下げしたり、一定の高さで横に円を描くように回すと、指の力だけではなく肩や腕の力も鍛えることができ一石二鳥です。
▲一定の高さにして、この高さのまま横に円を描くように回したり、上げ下げするようにする。
注意点
最初から無理して重い物を使うのはやめましょう。
足などに落とすと大ケガになります。
最初は軽めの物から始め、段々と重くしていくことが大事です。
※くれぐれも足に落とさないように注意して下さい。
・握力アップ 1 正拳の威力を強化する
・握力アップ 2 ハンドグリッパー
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