ガンダム　スタミナ養成＆スパーリング　

ガンダムとは、受け側がボディプロテクターとローキックプロテクター（ローキックパンツ）を装着して、攻め側が決められた時間内（1分間、2分間等）に攻撃する稽古です。
受け側は基本的にはディフェンス（上段の攻撃以外はガードせず技をもらう）がメインですが、軽く技を返します。

この稽古（トレーニング）は元々、世界チャンピオン、全日本チャンピオンを多数輩出した極真会館の旧・城南支部が発祥のトレーニング法で、現在では数多くの支部・道場で幅広く行われています。
ただし、選手クラスなどで行われることが多く、一般部や壮年部のクラスではほとんど行われていません。
ガンダムは、とても合理的な練習方法です。

●ガンダム　参考映像

ガチンコのスパーリングだとどうしてもケガの心配がありますが、ガンダムだと攻め側と受け側がはっきり分かれているのと同時に受け側がカットやガードをしないこと、さらに受け側がプロテクターをしているのでケガのリスクが大幅に減るのが大きな利点です。
また、攻め側は思いきり技を出すことができますし、実戦（試合）感覚に近い練習ができます。
さらにスタミナ養成にも最適の練習法です。

ちょうど、スパーリングとサンドバッグ打ちを足して2で割ったような感じでしょうか。

受け側にもメリットがあり、ミット打ちと違い、より実戦（試合）に近いディフェンス感覚を養うことができ、さらに適度の衝撃がありますので、それなりに耐性をつける効果もありますので、理想的な練習方法といえるでしょう。

ポイントは、攻め側は力をセーブした軽い技ではいけませんし、そうかといってサンドバッグやビッグミットに打ち込むようにディフェンスを無視して力一杯打ち込むのもよくありません。受け手が出す軽い攻撃をしっかりディフェンスして、強い打撃を打ち込むことが大切です。
つまり「受け返し」をしっかり意識した上で、1分、1分30秒、2分と決めた時間を試合と想定し、しっかり時間配分や力加減、様々な技、コンビネーションなどを考えながら行いましょう。

注意点としては、攻め側は素手は極力避け、グローブをするようにしたほうがいいでしょう。
受け側がプロテクターをしていても、素手では結構の衝撃がきますので必ずグローブをします。

管理人は友人と自主練をする「対人自主練」のときは、ガンダムをメインにやっています。

	管理人が対人自主練で実際に使用しているボディメーカー製のボディプロテクター・ハードモデルとローキックミットです。 ボディプロテクターは高いものだと1万円以上するものもありますが、ボディメーカー製のボディプロテクター・ハードモデルはかなり安価です。 ですが安価にも関わらず、EVAラバーをウレタンフォームではさみ込んだ衝撃吸収材を使用していて、とても堅く頑丈で、しっかり体を保護してくれます。また、動きやすいのもとてもいいです。 胸部、腹部だけではなく、鎖骨部分にもクッションが入っていますのでさらに安全です。 胸部、腹部は堅く頑丈、鎖骨部分は動きにくくならないようにソフトなクッションで保護しています。 正拳突き、下突き、前蹴り、後ろ蹴りなどがヒットする前面はもちろん、サイド部分もしっかりEVAラバーをウレタンフォームではさみ込んだ衝撃吸収材が使用されていますので、中段回し蹴り、三日月蹴りも大丈夫です。突きはそれなりに効きますので、攻撃側はグローブをつけてやるといいでしょう。 着脱はワンタッチでできるので、練習中着脱に手間取ることもなく便利です。 赤と白のリバーシブルになっていますので、お好みで使用できます。 プロテクターにありがちな古臭さ、不格好さはなく、シャープでデザイン性にも優れているのもいいです。 コストパフォーマンスの高い、おすすめのボディプロテクターです。 ボデイプロテクターハードモデル 3CBRB9 S ローキックパンツ、ローキックプロテクターは結構な値段がします。安いもので7,000円、高いものだと2万円以上します。お金に余裕がある方はそれらを購入するといいと思います。管理人が使っているボディメーカー製のローキックミットは2個で2,000円弱とリーズナブルです。欠点は、インロー（内股）が蹴れないことです。それと、帯と大腿部と2箇所で留めますのでかなり安定感はありますが、やはりやっているうちに多少ズレるところがあります。ただ、このローキックミット、黒帯がフルパワーで蹴っても効きません！値段を考えるとかなりの優れモノです。 ローキックミット（完売）

●参考商品



ISAMI（イサミ）　ローキックパンツ　L-900　大人用


※ガンダムの他の利用法があります。
壮年部の方は自分のお子さんと一緒に入門されるケースが結構あります。
そのお子さんの練習相手になるとき、ガンダムがベストの対人練習になります。是非実践してみて下さい。