多くの方が道場稽古が終わると、そのまま着替えて帰ります(稽古後に自主練をする方は除きます)。
しかし、肉体ケアのことを考えると、道場稽古後に何もせずに帰ってしまうのは賢明とは言えません。
確かに道場稽古後に道場を閉めるために、あまり時間がない道場もあるでしょう。
ですが、時間がある程度確保できるなら、道場稽古後にすぐに帰るのではなく、肉体ケアをしましょう。
では何をするのがいいのか。
ストレッチです。
ストレッチも「動的ストレッチ」ではなく、「静的ストレッチ」が効果的です。
道場稽古後に「静的ストレッチ」をすることで、道場稽古による筋肉の疲労回復の効果が期待できます。
激しい道場稽古をすると、肉体的負担が大きく、筋肉が硬く縮こまってしまいます。
そこで「静的ストレッチ」をすると、縮こまった筋肉が伸びますので、ケガ予防にもなります。
また、道場稽古直後は体温が高く血行が良い状態ですが、筋肉が収縮して血行が滞っている場合、「静的ストレッチ」を行うことで血液が全身に流れ体温を下げる効果もあります。
さらに大きな効果が期待できるのが、体温が高い状態で「静的ストレッチ」をするを、体温が低いときにするよりもさらに可動域が広がることです。
その結果、ケガしにくい体になりますので、長期的な意味での肉体ケアということにもなるでしょう。 |