フルコンタクト空手は直接打撃制ですから、骨が強いことは大きな武器になりますし、ケガ防止の効果もあります。
大人になってから骨を強くする、丈夫にすることなど無理だろうと思う方もいるでしょうが、実は骨を強くするために筋トレは効果があるのです。
人間の体には200本以上の骨があります。
骨は新陳代謝を繰り返し、3〜6ヶ月程度で生まれ変わっていると言われています。
骨というものは「骨量」が多ければ多い程強くて丈夫ということになるのですが、残念ながら40代になると「骨量」は減ってしまいます。
では40代以降になったら、骨は弱くなる一方で丈夫にすることはできないのか?
そんなことはありません。ではどうしたら骨を丈夫にすることができるのか。
パッと思いつくのは「カルシウム」を沢山摂ればいいのではないか、ということでしょう。
確かに骨の99%はカルシウムでできているので、カルシウムを摂ることは大切ですが、ただカルシウムを摂っていれさえすれば骨が強く丈夫になるわけではありません。
実はカルシウムが骨芽細胞に取り込まれ、その結果骨量が増えるには「運動」の助けが必要なのです。
この事実をご存じない方が多く、ただ単に「カルシウム」が多く含まれた食品を摂ればいいと思ってしまいがちです。
実は、筋トレをすることで筋肉に負荷をかけると骨に沈着するカルシウムの量が増えることが分かっているのです。
ですから、骨を強く丈夫にするためには、カルシウムを摂ることと並行して筋トレをして骨に負荷をかけましょう。 |