●スルメ礼讃
乳児の頃から口に慣れ親しんできたスルメは、その後もわたしにとっては大好物のひとつとして今日まで愛好してきているのである。
〜中略〜
噛めば噛むほど、噛みしめれば噛みしめるほど味のあるスルメ。
しかしそのことによって歯やアゴの咀嚼力や嚥下力が鍛えられ、促進されるスルメを食べきれないとは、何という不幸な現代っ子たちであることか。
わたしは門弟たちには極力、スルメをすすめている。
以上、スルメ万歳!スルメ礼讃の弁である。
●骨を噛め、スジをかじれ
骨といえば、わたしは現在でも骨や軟骨や髄質やスジ肉などが好きである。
●歯ぐきの指マッサージ
わたしの使っている歯ブラシは、できるだけ獣毛のものである。
ねり歯磨きではなく、歯磨き粉を少量、それに粗塩をまぜて用いている。
注意して歯の間の部分だけを軽く磨くにとどめ、あとは口すすぎのほうに重点をおいている。
歯磨き粉をきれいに洗い落とした歯ブラシで丹念にカスをとり、何回も何回も水でブクブクと口腔内をすすぐ。
それがすむと、今度は指先でゆっくりゆっくり歯ぐきにマッサージをおこなう。
この歯ぐきの指マッサージを歯磨きの倍以上もの時間をかけてやる。
わたしが歯槽膿漏を少なくとも還暦過ぎまでは防いでこられたのは、20代からずっと続けてきたこの指マッサージのおかげだと思う。
※参考書籍
強くなれ!わが肉体改造論
他
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