40代からの空手道 極真空手の巻 40代からの空手道 〜極真空手の巻〜 キョクシンカラテ  
 
 極真会館 昇段審査レポート


極真会館昇段審査レポート
▲苦楽を共にした茶帯


朝、7時30分起床、朝食をすませる。
意外と緊張感は無し。

10時過ぎ、JRで本部道場に向かう。
このころより緊張感が増してくる。

11時、早めの昼食。
駅の立ち食い蕎麦屋でうどんを食べる(消化の良いもので炭水化物摂取)。

11時30分本部道場着。
12時に集合になっていたが、受審者の集合が早く、11時50分に整列。

集まったメンバーは一般部が少なく、女子、高校生、中学生が多い。
今の時代の象徴なのか?
また、色帯(緑、黄、青、オレンジ)が少ない。


審査開始。

準備運動を行う。

まずは
「いきなり型?」と面食らう。
元々、型は一番苦手。
以前は、全く型を覚えられなかったのだが、最近は覚えられるようになった。
結構、やり込んできた感はあるが、やはり苦手。
白帯から順番に型の審査に入る。
1級は一番最後になる。
型は「鉄騎U」「転掌」「最破」。
鉄騎Uは少しミスをしたものの、無事終了。

続いて基本稽古
「正拳中段突き」から。
20本終わったところで、師範より口頭で注意。
その後は皆の気合いが上がる。

続いて移動稽古
回転系の移動が苦手なので練習してきたが、やはり回転系が中心の移動稽古だった。
何箇所か間違えたがなんとか気合いで乗り切る。
続いてコンビネーション反復練習が足りないと反省。

次は基礎体力
柔軟はほとんどの受審者がクリア出来ず(開脚し胸がつかないといけない)。
女子はさすがに柔らかい。
拳立て50本はほとんどの受審者がクリア。
逆立ちはほとんどの受審者がクリア出来ない。
師範より、「毎日練習すれば出来るようになる」と叱咤激励を受ける。
ボール蹴りもほとんどの受審者がクリア出来ない。

いよいよ連続組手
まずは1級受審者と3級受審者の連続組手から始まった。
1級受審者は6人。
3級受審者は4人と戦う。
受審者が少ない事もあり、支部の中から黒帯の猛者たちが20名ほど集まって下さり、対戦相手をする。
審査の対戦相手をするためだけに集まったやる気満々の黒帯達。
黒帯の容赦のない攻撃が始まる。
中学生であろうが容赦なし。
中学生がんばれ!心が折れそうになりながらも全員完遂。
次は昇段受審者の中学生。
こちらも黒帯の容赦のない攻撃が始まる。
目の前で下段を効かされ倒れそうになる中学生。がんばれ!
こちらも、ボロボロになりながら全員完遂。

いよいよ出番だ。
昇段受審者の壮年部、高校生、女子部だ。
私が今回最年長のようだ。がんばるぞ壮年空手家。
意外と緊張感は無し。
今までやってきた事をぶつけられる喜びの方が強い。
昇段審査を受けれるチャンスはめったに来ないので気合と感謝で挑む。

一人目からいきなり洗礼を浴びる。
壮年といえどこちらも容赦なし。
先生からは『受け返しのつもりで行け、隙があれば攻め込め!』と指示されていたがさすがは黒帯、隙が無い。強烈な右ローを効かされる。
『これは10人もたないなぁ〜と少し弱気な自分がいる』
しかし、ここで目が覚めた。
『よし、やってやる!』と気を引き締める。
あとは無我夢中で黒帯(県チャンピオンもいる)に挑む。
7人目で今度は左ローを効かされ『あと3人、倒れるわけにはいかない』
ダメージは蓄積されてきたが、スタミナは問題ない。
この数カ月、スタミナをつけるため、走り込み、サンドバックを5×10×5ラウンドをこなしてきた。
8人目で同じ道場の黒帯と対戦。
向かい合った際、目としぐさで『深呼吸』と指示をもらう。
有り難い。
きびしい激励の組手だった。でも有り難い。
あと二人。
周りの方々からも激励の声が飛ぶ。
そして最後の一人、全身全霊で突きと蹴りを打ち込む。
10人組手終了。

周りからの拍手。
無事完遂。
終了後師範より『特に頑張ったな!』と最高齢だったこともあり、お褒めの言葉を頂いた。

最後に一般部の10人組手。
こちらも黒帯の容赦のない攻撃が始まる。
こちらも、ボロボロになりながら全員完遂。
審査は無事終了。

応援に駆けつけてくれた同じ道場の黒帯の方々よりねぎらいの言葉や『よく動けてましたよ』と言葉を頂き、有り難い。
先生からは『次は20人組手だ』と次の目標を示唆される。

他の道場生(緑帯)から『強かったですね!どちらの道場ですか?』と聞かれた。
動けてたのだろうか?

体はボロボロ、両足、アバラ、両拳の親指(にぎりが甘い為、突き指)にダメージは残るも、心地いい痛みだ。反省ばかりの審査だったが、ここからまた初心に帰ったつもりで頑張ろう。

押忍。

左衛門 45歳



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