フルコンタクト空手家にとって、打ち身・打撲は日常茶飯事。
ケガの回復にはその人の自然治癒力が大きく関係していますが、それ以外にも食事の内容、栄養の摂り方も関係してきます。
打ち身・打撲・捻挫・肉離れ・骨折などのケガをしたときは、体の回復を促進するような栄養素を摂ることを心がけることが大切です。
その一例をご紹介します。
●タンパク質
筋肉・皮膚などの材料になる
●カルシウム
骨の材料になる
●亜鉛
新たな細胞を作り出すことに必要
●ビタミンC
タンパク質やカルシウムや亜鉛などの栄養素の吸収をよくする
上記の栄養素は、ケガしたときに積極的に摂ってほしい栄養素ですが、普段からケガしにくい体作りとしても積極的に摂って頂きたいと思います。
また、以上のような栄養素を摂ることで痛めた体を効率よく修復してくれますが、ケガでブランクがあった場合、ケガから回復し復帰したときにブランクを感じさせないように、ケガの療養中は「高タンパク・低脂肪」の食事を心がけることが大切です。
何故なら、ケガで療養中にそれまでと同じような食事をしていると、体を動かしてない分、カロリーオーバーになり、それは体脂肪となって体に蓄積してしまうからです。
そうならないために、ケガで体を動かさない時期があるときは、普段よりも「高タンパク・低脂肪」の食事にするようにしましょう。
内臓の病気などと違い、外傷の場合は内臓は元気のため、ついケガする前と同じ食事量にしてしまいがちですから要注意です。
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