道場稽古への参加はどの程度の頻度が望ましいでしょうか。
稽古日は支部・道場によってまちまちです。
壮年が参加できる一般部の稽古はだいたい週2〜3回程度でしょう。
大きな支部・道場になると、壮年部だけの稽古日が設けてあるところもあります。
ですが、だいたいの支部・道場は、一般部にまじって稽古することになります。
そこで参加する頻度ですが、これは個人差があるので一概には言えません。
健康目的の人、黒帯目的の人、大会で活躍、優勝することが目的の人等々。
「40代からの空手道」は「黒帯取得」を最大の目標においています。
そこから考えてみましょう。
週3回はまず無理でしょう。
仕事の兼ね合いや体力的なものなど考えるとやめたほうがいいです。
週2回参加すれば確かに上達は早いです。
実際頑張って「週2」通っている壮年の人もいます。
ですが、このペースを5年継続するのは至難の業でしょう。
最初ははりきってできます。
しかしこのペースでやっていくとケガが多く、その上ケガが直りにくい
のです(特に我々中高年は)。
例えば水曜日に練習に参加。
スパーでローを散々もらいます。
かなりダメージが残ります。
土曜日に練習に参加。
また同じ個所にローをもらうと、それはそれは効きますし、ダメージが加算され、やがて気持ちが萎えてきます。
すると練習に参加するのが億劫になり、やがて道場から足が遠のく。
そういうケースがあります。
ケガによりモチベーションが急激に落ちるというのはよくあることです。
体へのダメージは、だいたいの場合1週間あればほぼなくなります。
ダメージを受けても1週間で回復し、またダメージを受ける。そうすることで打たれ強くなっていきます。
でも「週1回の練習で強くなるのだろうか?」
そんな疑問を持たれる人も多いでしょう。
答え 「強くなります」
なにより「週1」なら気力・体力はもちろん、仕事や家庭などの都合、時間的なものなどを含めて余裕を持ってできるのが心理的に大きいです。
最も大切なのは継続することです。
「週1」を継続し、足りない部分を自宅での自主練で補う。
このペースがいいでしょう。
これを2年、3年と継続できたら、心身が見違えるほど強くなります。
帯が黄色、緑色と上がっていくうちに、体力がつき精神的にも余裕ができてきたら、「週2」にするのもいいでしょう。
「40代からの空手道」の結論。
初級者の頃の道場稽古は「週1」を継続しよう。
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