40代からの空手道 極真空手の巻 40代からの空手道 〜極真空手の巻〜 キョクシンカラテ  
 
 「稽古」の言葉の意味


●「稽古」について

フルコンタクト空手団体や多くの武道団体が、「道場練習」という言い方ではなく、「道場稽古」という言い方をします。
スポーツでは「練習」という表現を使いますが、「練習」と「稽古」には違いがあるのでしょうか?

「稽古」の由来は、「古事記」の太安万侶序文末にある「稽古」の、古(いにしへ)を稽(かむがへ)ることというところとされています。

「稽古」と「練習」を広辞苑で調べてみます。

「稽古」とは、「昔の物事を考え調べること。武術などを習うこと」
「練習」とは、「学問・技芸などの上達を目標に、繰り返して習うこと」

となります。
どちらも似た意味ですが、「稽古」と「練習」の意味の大きな違いは、稽古は「昔の物事について考えること」という点でしょう。

「稽古」という字を一字ずつ調べると次の通りです。

「稽」とは、「比べて考え、調べること」
「古」とは、「ふるいもの」

稽古とは「古(いにしえ)を考える」「昔のことを調べ今なすべきことを正しく知る」が、 漢語「稽古」の原義です。

これを極真空手に当てはめると次のようになるでしょう。

極真空手創始者の大山倍達総裁が考案してその後多くの高弟などによって練り上げられてきた技法を考え調べながら武術を習うこと、それが極真空手の「稽古」ということになるわけです。



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