『空手の基本が大事だなあ。 握り方3年、立ち方3年、突き方3年、9年やらないと空手の門には立つことができないものだよ。 私の握りで、先生でも来たら一発で倒せると、こういうように話をしておったんだ。 こういうように思っていたんだよ。 先生でものばせると、立ち会えさえすればね、のばせるという気持ちだったんだよ。 生意気だったんだね。 それから50年経っています。 50年経った今、夜中にパッと目が覚めて、自分で握ってみるわけですよ。 この握り方が正しいのだろうかと、ときたま思うよ』 大山倍達講話より