『極真カラテは背中を見せない。
君たち、ケンカを売ってきたら買え。
それくらいの覇気がなければね、カラテなんてやめちゃえ。
そんなカラテやっても仕方ない。
ケンカを売る必要はないよ、しかし売ってくるケンカは買えよ。
ケンカするところに男は価値があるよ。
ケンカできないヤツはだめだ。
君たちにケンカしろとは言わない。
そのケンカの場は大会でやればいいよ。
自分の体がボロボロになるまで戦ってみたらいい。
そうしたら痛さも分かる、殴り方も分かる、捌き方も分かる、よけ方も分かる、蹴り方も分かる、突き方も分かる、ケンカの極意はあの殴り合いの中で分かるんだから。
そうするとケンカしないよ。
道端のケンカはしない。
道端で靴を踏んだ、肩が触れた、君たちが頭を下げればいいよ。
頭下げてケンカ売ってくる人はいないよ。
ケンカを売ってきたらその時は、のばしてしまえ。
何のために空手やるんだ。
その時は、のばしてしまえ。
戦うところに男のロマンがあるんだよ』
大山倍達講話より
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