『私が全盛期の頃は、午前中は力をつける稽古、午後は速さをつける稽古をやった。
武道の極意の中に「技は力のうち」という言葉がある。いくら技があっても力がないと、その威力は出てこない。価値がない。同時に、いくら力があっても遅ければだめです。やはり速くなければ効果がない。速さということも、非常に大切です。
〜中略〜
速さと力があれば、技は自然についてくるものです。だから、はじめのうちは力と速さだけをつける練習をすればいいのだが、それだけでは長続きしない。やはりカラテを習う以上、カラテの技を覚えたい、そういうものです。』
大山倍達(1993年1月5日 極真会館冬季合宿年頭講話より)
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