小太りの人が街中でウォーキングしている姿をよく見かけます。
手を大きく振って少し早足でウォーキングしているので、間違いなくダイエット目的でウォーキングをしているのでしょう。
では実際問題、ウォーキングでダイエットできるのでしょうか?
結論から言えば、ウォーキングだけでダイエットするのはとても難しいという結論になります。
何故かというと、ウォーキングの消費カロリーはとても少ない上に、筋肉が増える効果がほとんどないからです。
ダイエット目的で、毎日ウォーキングをしているとします。
速足ウォーキングを45分間したとすると、消費カロリーはたったの150キロカロリー程度(体重・速度で変わります)しかないのです。
150キロカロリーというのは、おにぎり1個分、食パン1枚分、ショートケーキならたったの半分です。
つまり、ウォーキングをして、その後お腹がすいたとトーストを1枚食べてしまったらウォーキングしたことによるカロリー消費分はなくなってしまうということです。
それくらい、ウォーキングのカロリー消費は少ないので、ウォーキングだけでダイエットしようとしてもなかなか効果が出ずに、モチベーションが落ち、長続きしないという結果に終わってしまうのです。
もしウォーキングでダイエットをしたいと思うなら、ウォーキングに適度な食事制限をプラスしてカロリーの摂取量を減らさないと効果は期待できません。
1日トータルで最もエネルギー消費するのは実は運動中ではなく
安静時です。
運動をしているときではない安静時の代謝こそがダイエットのポイントになります。
有酸素運動は先述した通り、エネルギー消費、脂肪燃焼効果はありますが、それによって代謝が上がるわけではないので、ウォーキングだけではなかなか痩せることができないのです。
代謝を上げるために最も大切なのは筋肉量を増やすことです。
ですが、ウォーキングだけでは筋肉は増えないので、ダイエット効果が少ないということになるのです。 |