40代からの空手道 極真空手の巻 40代からの空手道 〜極真空手の巻〜 キョクシンカラテ  
 
 初心に戻り自分の空手をチェック 「相手をよく見る」ことからやり直し


2018年11月23日

私は極真空手を始めて10数年になる現役ですが、これだけやってきても稽古に出る度に気づかされることがあることにちょっと驚いています。
それはつまりそれだけ自分のレベルがまだまだ低いからなのでしょうが、この歳(アラフィフ)になってもまだ自分に伸びしろがあるということを自覚できるのは嬉しいことでもあります。

ここ最近気づいた自分の空手の欠点は、相手の動き(特に攻撃)を『ああここね』と早い段階で判断して安易に対処してしまうこと、言葉を変えれば”雑さ”という言い方ができるかもしれません。
とにかく雑なんです(笑)
しかし、その雑さがあだとなり、もらわなくてもいい相手の攻撃をもらってしまい、無駄にダメージを受けるということを繰り返している自分に気づきました。
ちなみに現在足のスネを痛めていて、痛めた足のスネは使えない状態です。
これなども雑な空手の結果です。

これは昔の極真の悪い習慣が身についてしまっているからなのかもしれません。
私が初めて極真会館に入門したのは、今から25年以上前のことで、その頃は自分も若かったこともあり、根性比べのような空手をやっていたので、それが抜け切れないのです。

しかし、アラフィフという年齢になり、相手の攻撃を闇雲に体でもらってばかりいると体にダメージが蓄積するだけで、なかなか回復しないことがあり、これはよくよく考えて空手をやっていかなくてはいけないな、と思うようになっています。

そんな心境の変化の中、先週の道場稽古に参加したのですが、スパーリングを6セットやりましたが、もう1回原点に返って「相手をよく見る」ということからやり直してみようと思い、スパーリングをやりました。
すると今まで安易に技を出し、安易に技を受けていた自分にはっきりと気づいたのです。
『ああ、今まで相手を見ずに感覚だけで空手をしていたなあ・・・』

これからはもう少し緻密というか、理にかなった空手をしていこうと思っています。
長年やっているとどうしても、狎れや慢心、悪癖といったアカのようなものがこびりついてしまうもので、定期的に自分をチェックすることが大事なのかもしれません。

長年蓄積したアカを削ぎ取り、今一度原点回帰しようと思う今日この頃です。



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