40代からの空手道 極真空手の巻 40代からの空手道 〜極真空手の巻〜 キョクシンカラテ  
 
 組手時の呼吸とスタミナについて


2014年6月6日

当サイトでは、今までに何度か「スタミナ」「呼吸」について書かせて頂いていますので、重複する点もあると思いますが、6月に入り急激に暑くなってきましたし(ここ数日は梅雨入りなどで涼しいですが)、この時期は特に「スタミナ」の消耗が激しいので、あらためて書かせて頂きたいと思います。

当サイトは、「中年・壮年(30〜50代)」「初心者・初級者・中級者」「フルコンタクト空手家」を対象に、情報を発信させて頂いています。

壮年フルコンタクト空手家にとって「スタミナ」というのは、一二を争うほどの「重大課題」でしょう。

スタミナ強化で最も有効なのは、やはりランニングだと思います。
走ることはスポーツ、格闘技の基本中の基本です。
また、縄跳びなども有効なトレーニング方法です。

上記のような直接的なスタミナアップを目的としてトレーニング以外に、実際の空手の稽古中に重要になってくるのが「呼吸」です。

空手の稽古で激しくスタミナを消耗するのは、やはり「組手(スパーリング)」です。
特に初級者であればあるほど顕著です。

仮に、ランニングや縄跳びなどのトレーニングを継続的に努力して、確実にスタミナアップしたとしていても、組手中にあっという間にスタミナ切れになった・・・
という経験をしたことはありませんか?

おそらく、ほとんどの壮年フルコンタクト空手家がその経験があるでしょう。
それは何故か?
簡単に言えば、大きく2つの原因があると思います。

1つは、「体に必要以上に力が入っている」つまり「力んでいる」から。
特に初級者は、どうしても組手時に体に力が入ってしまいます。
要所要所で力を入れるのは必要ですが、最初から最後までずっと体に力が入っているとその分、スタミナを消耗します。
中級者以上でも、強い相手と組手をすると、どうしても力んでしまいスタミナを消耗します。
また、ガチンコであればあるほどスタミナは消耗します。
ですから、極力力まずに体の力を抜く要領を覚えましょう。
そして、要所要所で力を入れる。
体から力を抜く要領を覚えると、無駄なスタミナ消耗を防ぐことができます。

2つ目は、「呼吸を止めている」から。
緊張や恐怖心があればあるほど、つい呼吸を止めて組手をしてしまいます。
また、技を出す、攻撃するときに完全に呼吸を止めて動くケースが多くなる。
呼吸を止めて激しく動くと、あっという間にスタミナを消耗します。
1つ目の「力むこと」とつながっていることですが、組手時は極力自然な呼吸を心がけましょう。
といっても、初級者の頃はこれがなかなか難しいのですが、自然な呼吸をしながら組手をすることができるようになれば、スタミナ切れで急に失速するということはなくなりますから、呼吸というのはとても重要です。
最も重要といってもいいのかもしれません。

「肩の力を抜き、自然に呼吸する」
組手でスタミナ切れにならない一つのコツです。

組手ですぐにスタミナ切れになることを悩んでいる方は、是非このコツを常に心がけて組手をするようにしてみて下さい。




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