中年、中高年がフルコンタクト空手を続けるのはなかなか大変なことです。
最初はいいんです。
モチベーションが高いので。
1年くらいは誰でも続きます。
ですが問題はそれからです。
ケガ、恐怖心、自信喪失、狎れ、伸び悩み、仕事が忙しい・・・
1ヵ月ほど道場稽古を休んでしまうと、道場にいきずらくなりそのまま退会というパターンになりがちです。
私は極真会館しか知りませんので、他の団体のシステムは分かりませんが、極真会館では休会というシステムがあります。
ですから、もし道場に行くのが嫌になったら、退会ではなくとりあえず休会することをおすすめします。何故なら一度退会してしまうと、またやりたくなっても再入会するのが難しくなるからです。
もちろん、再入会全然OKです。
ですが、やはり一度辞めてから、もう一度道場に行くのはかなりの勇気がいるものです。
それなら、数ヶ月休会したほうがはるかにいいです。
休会なら道場に戻る敷居はかなり低いからです。
今黒帯の先輩でも、一度も「辞めたい」と思ったことがない人はほとんどいないでしょう。
誰でも一度は辞めたいと思うので、一時の気持ちですぐに退会するのはもったいないです。
気持ちの停滞期は必ずあります。
そういう時はまずは休会し、数ヶ月経っても「辞めたい」気持ちが変わらないなら、あらためて退会すればいいでしょう。
辞めるのは簡単。
私は「休む勇気を持ちましょう」と言いたいです。
別に半年、1年休会しても全然構いません。
長く休会して再び道場に戻ると、みんな歓迎してくれます。
武道は短距離走ではありませんので、昇級に時間がかかっても何の問題もありません。
黒帯取得に10年かかってもいいじゃありませんか。
私は今まで平気で1ヵ月位休んだりしてきました。
あまり難しく考えず、道場に行くのが苦しくなったら、思い切って休んでしまいましょう。
そして、リフレッシュしてまた続けましょう。
中高年からフルコンタクト空手を始める方は、それくらいの心の余裕を持ったほうが長く続けることができると思いますし、結果的に強くなれるのではないでしょうか。
|