40代からの空手道 極真空手の巻 40代からの空手道 〜極真空手の巻〜 キョクシンカラテ  
 
 武器を持つ


201084

自分の棚卸をして、長所短所を客観的に把握したら、次は自分のスタイルを構築していきましょう。

私自身の体験をもとにご説明します。
私の弱点が腹だったということを前回述べました。
その弱点を克服するために、腹筋を徹底的に鍛え込んでいきました。
では長所はどうでしょう?自分には長所と呼べるものはないと、自分を過小評価している人もいるかもしれませんが、必ず一つはあります。
例えば、身長が低く手足が短い人がいたとします。
これはある面では短所ですが、別の面からみれば長所にもなるのです。

手足の短い人がアウトファイトをメインししていたら勝てません。
これは自分を知らない人の闘い方です。
手足が短いなら、インファイトを徹底的に極めることです。
もちろん、常にショートの間合いで闘うのではなく、ロングの間合いから一気にショートの間合いに入って攻撃して、また間合いを取る。
など色々と闘い方はありますので、そこは工夫する必要があります。
いずれにしても、リーチが短い人がリーチの長い人と闘う時、相手の遠い間合いで闘えば勝ち目がないのは自明の理です。

さて、私の話に戻ります。
自分で言うのはちょっと嫌な感じですが、私は足が長いです。
加えて、初級者の頃よりレッグストレッチャーを使い股関節を開くようにしたかいあって、上段回し蹴りが軽く蹴れます。
また、一撃必殺を志向しているので、必然的に上段回し蹴りが自分の得意技となったわけです。

自分のスタイルを構築する、武器を持つことは直接自信につながります。
さらにその武器が”倒せる武器”であれば理想的です。

武器を持つことは、自分の空手そのものの”質”に大きな変化をもたらせます。

初・中級者の皆さんには、是非その変化を実感して頂きたいと思います。

自分の棚卸をして、武器を持つ。
とても大切なことです。



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