近年、女性の格闘技人口が増えています。
プロボクシング、プロキックボクシングがたいへん盛んになっていて、数多くの試合、興業が催されています。
極真会館でも、女性の門下生が増えています。
男性が極真空手を始める動機は、ズバリ「強くなりたい」がほぼ100%でしょう。
もっと具体的に言えば、「ケンカに強くなりたい」というのが本音のところだと思います。
ですが女性が極真空手を始める動機は、男性とはまったく違います。
女性で空手を始める動機の一番は、「美容・健康」目的でしょう。
ダイエットやフィットネス感覚で入門される女性が多いようです。
「体をきれいにしたい」
「ダイエットしたい」
「強くなりたい」
「体を動かすことでなにかやりたい」
「護身のため」
女性が極真空手を始める動機を要約すると、
強く美しくなりたい
ということになるのでしょう。
極真第8回世界チャンピオンの木山仁師範が支部長をつとめる、名古屋中央道場のホームページの「女性部の案内」のページが、これから極真空手を始めたいという女性には参考になると思いますので、是非ご覧下さい。
名古屋中央道場・女性部の案内
さてそれでは、女性でも極真空手をすることで強くなるのでしょうか?
答えは簡単です。
「強くなります」
女性でも茶帯以上になると、相当強いです。
私もよくスパーをしますが、上段回し蹴り(ハイキック)は注意しています。
体重が軽い分、技の一発一発の威力は男性より落ちますが、柔軟性は間違いなく女性のほうが上ですし、スピード、スタミナも男性以上の人もいます。
上段回し蹴りがまともに入れば、男性でも倒れます。
ケンカをしたことがない、格闘技経験がない男性なら、茶帯以上の女性にはまず勝てないでしょう。
それくらい強くなります。
護身目的なら完璧です。
女性でこれから極真空手を始めたいとお考えの人に、一つだけアドバイスがあります。
それは「道場選びはしっかりしましょう」いうことです。
道場選びに関しては道場選びのポイントをご参照下さい。
最も大切なのは、いきなり入門せず必ず見学してから入門するということです。
極真会館でも、小さい道場だと女性がいない道場もありますし、逆に女性が数十名も所属している道場もあります。
支部でも女性が2割近くを占める、女性が多い支部もあります。
入門する際は、女性がある程度いる道場にするといいでしょう。
また、ダイエットが主目的という女性の場合、道場によっては組手(スパーリング)をしなくてもいいところもありますので、事前に確認するといいでしょう。
女性でこれから極真空手を始めたいと思っている人向けに、極真軽量級世界チャンピオンの江口美幸さんの自伝をおすすめします。
といっても世界チャンピオンになるまでの軌跡が書かれていますので、ちょっとレベルが違いますので、参考程度にどうぞ。
「きれいな体を手に入れたい」そして「強くなりたい」
そういう女性には、極真空手をおすすめします。 |