筋トレをしてタンパク質を摂る。それが筋肉をつけるシンプルかつ明確な法則であるということは、
「筋肉がつくメカニズム」で述べました。
この絶対法則に間違いはありません。
ただ、筋肉の素となるタンパク質をいつ摂るのかで、筋トレの効果、つまりは筋肉をつける効果に
差が生じてしまうのです。
タンパク質は適当な時に摂ればいいというわけではありません。
ベストなタイミングがあるのです。
筋トレ後なるべく早く、できれば30分以内にしっかりとタンパク質を摂る。
それが筋肉をつけるための、タンパク質摂取のベストのタイミングです。
早ければ早いほど、タンパク質の合成を高めると考えられています。
では何を食べればいいのか?
動物性タンパク質なら、鶏肉のささみと卵白がおすすめです。
デンマークのグループの実験結果では、
同じ運動をして、同じタンパク質のサプリメントを、10分以内に摂ったグループと、2時間後に摂った
グループで長期的なトレーニング効果を実験したところ、10分以内に摂ったグループは、筋力も
筋肉も大幅に増えたのに対し、2時間後に摂ったグループは、効果がほとんど認められなかった
ということです。
つまり、それくらい筋トレ後速やかなタンパク質摂取は大切だということです。
いくら一所懸命に筋トレをしても、効果的なタイミングでタンパク質を摂らなければ、ほとんど意味が
ないということなのです。
筋トレとタンパク質摂取はワンセットであるということをご理解頂きたいと思います。 |