40代からの空手道 極真空手の巻
 
 
 
40代からの空手道 技術編
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40代からの空手道 極真空手の巻
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 試し割り講座 vol.2 瓦割り

 瓦割りついて

●素材

瓦は、試し割りで最も事故(ケガ)が少ない素材といえます。

瓦が何故一番割りやすいかといえば、一つには、板などの天然素材に比べ均一化している点。
もう一つはその形状にあります。

瓦はアーチ状になっているため、重ねたときに隙間ができます。
平たい形状だと重ねたときにぴったりになってしまい、力の逃げ場がないため、失敗したときにその衝撃がダイレクトに体に返ってきてしまい、ケガをしてしまいがちです。

ですが瓦の場合、重ねても隙間ができますので、ジャストミートしなくても割れやすく、またケガのリスクも小さい特徴があります。

ただし一点注意があります。
瓦と一概に言っても色々な種類があります。
中には割れにくように表面をコーティングしてある硬い屋根瓦もあります。
それもアーチ状ではなく波型になっている波瓦。
これは重ねたときに隙間ができない瓦です。

試し割りに使うのは、素焼きのノシ瓦です。

私自身、これで一回失敗したことがあります。
自分の結婚式の披露宴で瓦割りをすることになったのですが、知人に瓦を買ってきてもらうことにしたら、当日持ってきたのが、この表面をコーティングしてある波型の屋根瓦(波瓦)で、もの凄く硬くて10枚どころか5枚割るのももしかしたら失敗する可能性があることが分かり、結局確実に割れる3枚を割ってお茶を濁すという情けない結果になってしまいました。

瓦割りをする際には、必ず市販の専用瓦を使うようにしましょう。

私が瓦割りをする際は、ロータスクラブで通販で購入しています。

ロータスクラブ 試し割り用瓦(10枚)



●補助材料:ブロック

瓦割りをする際には、ブロックを土台にします。
このブロック選びも大切です。

軽量ブロックはやめたほうがいいです。
軽量ブロックは割れやすいので土台にも適していません。
土台に使うのは「重量ブロック」がベストです。

重量ブロックを縦に使う場合、厚みが重要になります。
厚みがあればあるほど安定しますので、なるべく厚い重量ブロックを使いましょう。



●補助材料:タオル

瓦割りをする場合には、積み重ねた瓦の一番上に「タオル」をのせます。

タオルは絶対に必要ということではありませんが、タオル一枚あるだけで、直接瓦を割るよりケガのリスクを軽減できますので、あったほうがいいです。

ですから、あまりペラペラのものではなく、それなりに厚みがあるタオルがいいでしょう。
見た目を考えたら、白の無地がいいと思います。




●部位と割る枚数

私は瓦割りは、「正拳」「手刀」「猿臂」の経験があります。
経験がないのは「足刀」だけです。

演武で、「足刀」で瓦割りをすることはまずないと思いますので、ここでは除外します。
「正拳」「手刀」「猿臂」による瓦割りについて見ていきます。

一番枚数を多く割れ、なおかつケガのリスクが少ないのは「猿臂」です。
次が「手刀」。
「正拳」は拳を痛める危険性があるのであまりおすすめしません。

次に割る枚数ですが、壮年空手家としての数字ですが、「7〜10枚」が目安でしょう。

私自身の経験は以下の通りです。

・「正拳」「手刀」:8枚
・「猿臂」:10枚

この数字は、私が
「失敗しないための数字」と思って頂けたらと思います。
「正拳」「手刀」は、10枚がぎりぎりという感じです。
「猿臂」は、12枚はまず間違いなく割れる自信はありますが、13枚以上はちょっと分かりません。

これはあくまで私の数字ですから、とこまでも参考程度にして下さい。
枚数に関しては、個人差が大きいです。





●部位別のフォーム

・正拳

正拳は拳を痛める可能性があるのでお勧めしません。
また、試し割りの達人である阿部師範は『難度が最も高い』と言われているように、技術的に難しいので極力避けたほうが賢明だと思います。
ですがどうしてもやることになった場合のために、ご説明させて頂きます。

従来はひねりを加えた横拳で突くのがオーソドックスでしたが、縦拳をお勧めします。

縦拳は阿部師範もお勧めしています。
縦拳の最大のメリットは、最後まで脇が開かずに打ち込めることで、エネルギーを逃がさず垂直に突ける点です。

前屈立ちから後ろ足を一歩前に引き、縦拳でしっかり拳頭で瓦の中心を垂直に叩くようにいます。


・手刀

手刀の場合、瓦の一番下を狙って叩くということをよくよく注意してやるようにします。

フォームは、「手刀鎖骨打ち」を同じです。

大きく振りかぶると、どうしてもブレて瓦の中心からズレてしまいがちになりますので気をつけましょう。
上体を真っ直ぐにして、脇を締め、瓦の中心に垂直に当たるようにします。

なお、手刀がブレて、手刀の外側(手の甲側)
が瓦に当たるとケガする場合があるので、手刀の中心から多少内側(手のひら側)が当たるようにしたほうがケガのリスクは減りますし、脇が開かずに打ち込めるのでエネルギーを逃がさず瓦に与えることができます。


・猿臂

猿臂は、肘の硬い部分を使えるので、他の手の部位より多くの枚数を割れます。
その反面、フォームの関係で下まで力をかけにくいデメリットがあります。

正拳や手刀に比べ、腕と体の連動が難しく、肘の振り降ろしと腰を落とすタイミングが合っていないと、多くの枚数を割ることはできません。

つい肘の力に頼ってしまい、インパクトの瞬間に肘を垂直の保つことができなくなりがちですが、多くの枚数を割ろうと思ったら、最後まで肘を垂直に保つことが大切になります。





●瓦割りのコツ

最も基本的なことは、「瓦の真ん中を狙う」ということです。
つまり、アーチ状の頂点です。
横にズレればズレるほど、力が下に通りませんから注意しましょう。

そしてもう一つは、「重ねた瓦の一番下を狙う」ことです。

瓦割りのコツ

どうしても瓦の一番上に意識がいってしまいがちですが、必ず一番下に意識をもっていき、貫く気持ちでやるようにしましょう。
それが多くの枚数を割るポイントになります。



>>>試し割り講座 vol.1
>>>試し割り講座 vol.3


※参考書籍 

秘伝 極真空手 / 大山倍達
これが試し割りだ 入門編 / 大山倍達
極真空手入門 / 郷田勇三
勝つ!ための空手 / 石井和義
ワールド空手 2008/10(特集 試し割りバイブル) 他


 

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