極真会館 道場訓
一、吾々は心身を錬磨し確固不抜の心技を極めること
一、吾々は武の神髄を極め機に発し感に敏なること
一、吾々は質実剛健を似て克己の精神を涵養すること
一、吾々は礼節を重んじ長上を敬し粗暴の振る舞いを慎むこと
一、吾々は神仏を尊び謙譲の美徳を忘れざること
一、吾々は智性と体力とを向上させ事に臨んで過たざること
一、吾々は生涯の修行を空手の道に通じ極真の道を全うすること
道場稽古の最後に道場訓を全員で唱和します(しない道場や日によって省略する場合あり)。
多くの支部・道場では、その日の指導者(師範・指導員)が先達し、道場生が後に続いて唱和しますが、道場によっては、道場生が一人ずつ交代しながら先達するところもありますので、是非暗記しましょう。
また道場訓は、「自分に打ち克つことによって、自分自身を確立してほしい」という大山総裁の願いが込められていますので、極真空手家として内容をしっかり理解し実践することが大切です。
具体的な唱和の仕方は、道場で一度経験すれば分かります。
●道場訓唱和の仕方
先達者 「ひとつわれわれは」
道場生 「ひとつわれわれは」
先達者 「心身を錬磨し」
道場生 「心身を錬磨し」
先達者 「確固不抜の心技を極めること」
道場生 「確固不抜の心技を極めること」
上記のように、3つに区切って先達者に従い唱和します。
先達者は大きな声で先達しましょう。
道場訓の暗記方法があります。
7つの項目の一番最初の「音」に法則性がありますので利用しましょう。
●道場訓の暗記方法
一、吾々は 心身 : シ
一、吾々は 武の : ブ
一、吾々は 質実 : シ
一、吾々は 礼節 : レ
一、吾々は 神仏 : シ
一、吾々は 智性 : チ
一、吾々は 生涯 : シ
「シ・ブ・シ・レ・シ・チ・シ」
奇数の頭が全部「シ」になっています。
道場稽古の最後の道場訓唱和で先達することになったら自分の順番を確認し、出だしを間違わないようにしましょう。出だしが間違わないで出れば、その後はたいがい間違わないで続くものです。
「失敗するんじゃないかな」などとあまり神経質になる必要はありません。
指導員や長年やっている黒帯の先輩でも、結構忘れたり、間違えたりしますので、仮に失敗したとしても何も気にすることはありません。
道場訓の意味は「極真会館 道場訓」をご覧下さい。
道場訓の唱和が終わりましたら、黙想をして稽古終了となります。
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