「40代からの空手道」の自主練の定義は、「家で1人で行うトレーニング」ですから、2人以上で行うトレーニングは「自主練」に含めませんが、打たれ強い腹を作るために大変有効なトレーニングがありますので、例外的に2人で行うトレーニングもご紹介します。
それが、「腹打ち(下突きの叩き合い)」です。
「腹打ち」は、打たれ強い腹を作るために大変有効な方法です。
有効というより、最も効果がある鍛錬方法かもしれません。
「腹打ち」は1人ではできませんので道場でパートナーを探し、稽古終了後、2人で行います。
または、友人がいれば自主練でやることもできます。
腹打ちの要領は下記の通りです。
●腹打ち(下突きの叩き合い)
下突きを交互に打ち合います。
Aが右を打ったら、次にBが右を打ちます。続いてAが左を打ち、Bが左を打つ。
「右→右→左→左」と交互に腹を打ち合います。
また、同時に叩き合う方法もあります。
叩く方は、同じ箇所ばかり叩かずに、上、下、左、右と様々な箇所を叩くようにします。
受ける方は、必ず顔面ガードをするようにします。
初級者の頃は、腹部の耐性がありませんので、50%位の力加減でやりましょう。
決して倒れるまでやってはいけません。
段々と耐性がついてきたら、70〜80%の力でやり、最終的には全力で打ち合いができるようになれるよう頑張りましょう。
上級者に叩いてもらうと実感すると思いますが、最初の頃は本当に”効きます”。
そして自分がいかに腹が打たれ弱いかを実感するでしょう。
それが毎回の稽古後、コツコツと続けていくと、驚くくらいに腹が打たれ強くなっていきます。
だいたい5発ずつを数セットするといいでしょう。
注意点は、肋骨の下端は折れやすいので、骨に当たらないようにしましょう。
●腹部強化メニュー
腹部強化 鋼の腹筋計画 1 腹筋トレーニング
腹部強化 鋼の腹筋計画 2 バット叩き
腹部強化 鋼の腹筋計画 3 メディシンボール
腹部強化 鋼の腹筋計画 4 腹打ち
|