『今日、皆さんの稽古をみていて、ある支部の人たちの基本の蹴り方が気になった。
蹴りをやる時に、手を下げて反動をつけて蹴っていた。
これは基本の正しい蹴り方ではない。
正しい蹴り方は、手の反動を使わずに蹴る。
たとえばの話だが、万一捕縛されて手を縛られた時、手が動かせないから蹴りが出せないということでは困る。
手と足は関係なく動かせなくてはいけない。
また、立つ時はいつも首とアゴをカバーするように立つということを私は強調する。
これは蹴りを出す時も同じです。
これを忘れないで下さい。』
(1992年7月30日 極真会館総本部夏季合宿講話より) |