『ある先生から「最後の5分間ではなく、最初の5分間が大事だよ」と教えられたことがある。なるほどなと思い、壁に「最初の5分間をがんばれ」と書いておいて、やったものです。 大切なのは、稽古の最初の5分間です。最初の5分間だけ、だらだらやらずに、全力を出してがんばると、筋肉が刺激されて、運動を要求するようになってくる。それにともなって頭のなかもやる気になってくる。稽古すべてに言えることだが、最後の5分間よりも最初の5分間が大事だ』 大山倍達(「正拳一撃」より)