30代の半ば過ぎ、
「食べる量をセーブしても体重が減らない」「他の部分は痩せても腹の肉だけは全くなくならない」
と感じたことはありませんか。
これには大きく2つの原因があります。もちろん他にも原因、要因はありますが、基本的には次の
2点がポイントです。
1,代謝の問題
代謝は20歳を過ぎたころより除々に落ち始め、40歳を過ぎたころより、大きく落ちていきます。同時に脂肪が増えてきます。
直接的原因は、摂取エネルギーに対して、消費エネルギーが少ないからです。
また、加齢と共に代謝、つまり消費エネルギーが少なくなることに起因しています。
年齢が高くなってくると、消費エネルギーが少なくなっていくわけですから、若いころと同じ
量の食事をしていたら、太るのは当然の結果となります。
さて、では何故代謝、消費エネルギーが落ちるのでしょうか。
その根本的原因の一つが、「筋肉量の減少」なのです。
つまり、40歳を過ぎると太り始める二つ目の原因です。
2,筋肉の衰え
筋肉量が落ちるため、それにより基礎代謝が落ち、除々に体内にため込まれる脂肪が増えるのです。
基礎代謝は、筋肉量に正比例するのです。
代謝、消費エネルギーでもっとも大きな割合を占めているのが、基礎代謝です。
その割合は、消費エネルギー全体の60%から75%におよびます。
運動などの活動によって消費されるエネルギーは、20%〜30%程度に過ぎないのです。
基礎代謝とは、「普通に生きている中で消費するエネルギー」のことです。
「運動=痩せる」
と、運動によるエネルギー消費を最重要とすることが多いと思いますが、実は60%以上が基礎代謝
であるということを知ることが大切です。
そして、基礎代謝の40%以上が筋肉によるものなのです。
つまり、筋肉が落ちると基礎代謝も落ち、結果的に脂肪が増えるということになるわけです。 |