たばこに含まれるニコチンは血管を収縮させて心臓や筋肉に行く血液を減少させます。
また、タバコの煙りに含まれる一酸化炭素は、肺の酸素運搬能力を低下させます。
そしてヘモグロビンと酸素の200倍とも、300倍ともいわれる強さで結びつき酸素運搬能力を極端に
低下させ全身が酸欠状態になり、結果的に持久力低下(スタミナ不足)の要因になります。
喫煙すると、心臓は酸素を取り込むためにより早く、より強く働くことを強いられてしまいます。
また呼吸がより困難になってしまうために動脈を圧迫し、血圧上昇を招きます。
さらにタバコの煙は交感神経を刺激してさらに心臓に負担をかけてしまうのです。
運動において、エネルギーを消費するための酸素は不可欠なものです。
その酸素が体内に十分にいきわたらない状況になる、喫煙習慣は武道家にとってはよいことでは
ありません。
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