本書はまるごと沖縄空手の本です。
この中に、「35年前、極真にケンカを挑んだ沖縄の空手家がいた」という記事が9ページにわたり掲載されています。
これがとても興味深い内容になっています。
この極真に挑んだ沖縄空手家とは、現在沖縄で琉誠館という空手団体を主宰している金城健一氏です。
金城氏は極真第3回全日本大会で5位入賞しているのですが、極真総本部に他流試合を申し込み、総本部での強豪達との激闘についてインタビューに答えています。
金城氏は極真総本部の凄まじい稽古を見て『これは本物だ』と分かり、極真の正式な門下生になっています。
これを読むと、当時の極真総本部の恐ろしさ厳しさを実感しますし、極真空手と沖縄空手の真剣勝負の緊張感を味わうことができるでしょう。
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