40代からの空手道 極真空手の巻 40代からの空手道 〜極真空手の巻〜 キョクシンカラテ  
 
 極真空手家というアイデンティティを胸に稽古に励むのみ


2018年11月2日

私は自分が極真空手を長年やっているということは、自分からは決して人には言いません。
職場には100人超の社員がいますが、私が極真空手をやっていることを知っているのはごく一部だと思います(陰での噂話は分かりません)。

ただし、聞かれたときは正直に答えます。
Aさん 『左近さんは引き締まった体型をしていますが、何かやっているんですか?』
私 『はい、スポーツを長年やっていますよ』
最初はあえて空手、武道という表現はせずに、スポーツと言うようにしています。
Aさん 『ああやっぱり、だからですね』
と、会話が終わる場合もあります。だいたい3分の1位でしょうか。

ですがここで終わらず、もっと突っ込んで聞いてくる人もいます。
Bさん 『スポーツって、何をやっているんですか?』
私 『空手を少し』
ここで初めて空手をやっているということを言います。
Bさん 『空手ですか、凄いですね』
ここで終わるのが3分1くらいでしょうか。

残りの3分の1が次のような会話になります。
Cさん 『空手ってフルコンですか?』
Dさん 『もしかして極真ですか?』
私 『はい、極真です』
ここでようやく、私が極真空手を長年やっていることを言うので、どうしても私が極真空手をやっていることを知っている人は限られてくるわけです。

女性のほとんどは、フルコンと寸止めの違いは分かりませんし、「極真」というキーワードも知らず空手は一括りで認識しているので、だいたい最後の3分の1まで進むことはありません。
一方男性は10〜20代の若い世代は女性と近い認識ですが、30代より上になると大概「極真」を知っています。
ですから、私が極真空手をやっていると告げると、ほとんどが『え〜極真ですか、凄い!』という感じの反応になります。

実際は、私の空手の技量は全然たいしたことなく、極真空手の末席を汚す程度のレベルですが、世間一般の「極真空手」のネームバリューはいまだに相当のものがあります。
ただ、聞かれてもいないのに自分から『私は長年極真空手をやっているんですよ』『私は極真空手の黒帯なんです』などとアピールするのはとてもカッコ悪い。
相手が詳しく聞いてきたときだけ答える位がちょうどいいと思います。
武器をいつも手に持って歩いている人はカッコ悪く(実社会では犯罪です)、武器は隠しておいていざというときにだけ使うというのがカッコいい。

「外柔内剛」

それこそが武道家のあるべき姿なのではないかと思います。

極真空手家というアイデンティティを胸に今日も稽古に励むつもりです。



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