40代からの空手道 極真空手の巻 40代からの空手道 〜極真空手の巻〜 キョクシンカラテ  
 
 ボクシングダブル世界戦に心が震えた


2016年9月23日

ここのところ仕事が多忙でなかなか空手のモチベーションが上がらないでいたのですが、ボクシングのテレビ中継を観て俄然気持ちが上がってきました。
その試合が、9/16に行われたダブル世界戦(遅報ですみません)。

▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 ○山中慎介(7回KO)アンセルモ・モレノ●

▽WBC世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇長谷川穂積(TKO 9回終了)ウーゴ・ルイス●




▲デイリースポーツより転載 


私はライトなボクシングファンですが、ポイントポイントの世界戦は昔から大概観ています。
今まで観たボクシングの世界戦で最も印象に残っているのは、1989年の「THE WAR.」と銘打たれた 「スーパーミドル級の統一戦 WBC王者シュガー・レイ・レナード対WBO王者トーマス”ヒットマン”・ハーンズ」。




5階級制覇したチャンピオン同士の決戦、結果はドローに終わりましたが、感動したのを今でも覚えています。ちなみにヒットマン・ハーンズが好きでした。

私は何でも「本格志向」で、殊に格闘技はその傾向が強く、ガチガチの剛の者が好きです。
最初から判定狙いのような選手は嫌いですし、当然オリンピックなどでドーピングするような選手は大嫌いです。

極真だと黒澤浩樹師範が大好きでしたし、相撲ならガチンコ横綱・貴乃花(現親方)、現役ならガチンコ大関の稀勢の里関を応援していますし、ボクシングならこの10年間位だとなんといっても長谷川穂積選手と山中慎介選手です。ボクシングの世界にも弱い相手としか戦わなかった日本人世界チャンプもいましたが、この2人は正真正銘の”本物”です。

過去に山中慎介選手のことは「極真空手のねじ込む突きとボクシングのコークスクリューパンチ」で書かせて頂きました。

この2人は私と同じサウスポーということもありますし、何よりずるいボクシングをしない真っ向勝負のスタイルが大好きです。
9/16の試合でも真っ向勝負で難敵に打ち勝ちました。

長谷川穂積選手、この試合に負ければ引退という一戦、9回ロープに押し込まれたときはヒヤっとしましたが、チャンピオンのルイスのラッシュに足を止めて壮絶な打ち合い...
感動しました。
チャンピオンのルイスはKO率が高い強いチャンプです。そのルイスに完全に打ち勝ちました。
あの根性、あのファイティングスピリット、心が震えました。
ダイジェストではなくフルで観たかったですね。

山中慎介選手、相手のモレノはWBAバンタム級王者として12回防衛を果たしたスーパー王者です。その強敵に「神の左」と評された左ストレート4発で見事にKO。
いやー凄まじい左ストレートでした。


▲スポーツ報知より転載

このダブル世界戦はスカッとする最高の試合でしたね。
勝った2人の日本人選手のファイティングスピリットには感じるものがありました。
お陰でモチベーションが上がりました。

長谷川穂積選手35歳、山中慎介選手33歳、どちらもプロ格闘技の世界では決して若くはありませんが、逃げずに姑息なこともせずに堂々と王道の拳闘を見せてくれました。
ありがとうと言いたい気持ちです。

私も年齢を言い訳にせず頑張ろうと思いました。




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