40代からの空手道 極真空手の巻
 
 
 


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   極真会館(松井章圭館長)と全空連が友好団体として正式調印

2015年4月17日

昨日4月16日、全日本空手道連盟(全空連)が、2020年東京五輪・パラリンピックでの実施に向け、国際空手道連盟極真会館(松井章圭館長)と友好団体として協力することを正式発表し、記者会見にて、両団体のトップが覚書を交わしました。
その模様が14時からUSTREAMで生中継されており、最後まで観ることができました。

http://www.jkf.ne.jp/topics/news/20150416/7259

遂に実現しました。
今まで空手が五輪に採用されなかった大きな理由が、空手界は「寸止め」「フルコン」に大きく分かれ、それぞれの中でも流派分裂が多いということでしたので、「寸止め」「フルコン」の主要団体が手を結んだことで、空手の五輪採用に大きく前進することになるでしょう。
東京開催というアドバンテージもありますし、野球と共に正式採用されるのではないでしょうか。

我々壮年空手家には直接関係ないことですが、伝統空手の技術を吸収する機会があるなら、私は積極的に参加したいと思っています。
というのは、私自身が以前に伝統派の欧米人空手家をはじめ数人の伝統派黒帯と組手をしたときに、そのスタイルの違いにかなり戸惑ったことがあるからです。

私のホームグラウンドは極真空手ですが、過去に組手をした伝統派の黒帯は、「直線的な動き」「踏込みの速さ」では、自分より上だと痛感しました。
逆に私が組手をした身長185p以上ある大柄の伝統派のフランス人空手家は、下段回し蹴りに戸惑っていました。
組手が終わった後に聞いたところでは、そのフランス人空手家が所属する団体(日本で著名な伝統派空手団体)では、下段回し蹴りはないとのことで、それに加えフルコンタクトルールでやったので、下段を強く蹴られた経験がないため、ディフェンスの仕方が分からず(手で受けようとしていました)痛さも初体験だったのだと思います。

「フルコン」と「寸止め」は空手といっても、全くの別物と考えたほうがいいでしょう。
そして、それぞれに長所があるように短所もありますが、技術交流には意義があると考えます。
今回、極真会館と全空連が手を結ぶことで、極真側は「寸止め」の技術が入ってくることになりますが、「寸止め」側に「フルコン」の技術は入らないのでしょうから、極真側にメリットが大きいのはないでしょうか。


極真会館と全空連が手を結ぶことで、極真会館が変質するのではないかと危惧する向きもあるでしょう。
ですが、私はその心配はないと思っています。
何故なら、今回のこの件はあくまで空手の五輪採用に向けて友好団体として協力することであって、極真会館が「寸止め」に変わるとか、「寸止め」を主にするということではないからです。
明日の稽古も、1年後の稽古も、今まで通りのフルコンルールでガチガチやっていると思います。
極真会館に入門した人とは、私を含めてそういう人たちです。
もし万が一、『うちの道場は明日から「寸止め」でやります』という発表があったとしたなら、私はすぐに他の支部(道場)に移籍します。

私にとって空手とは、ポイントを取ることではなく倒すことですから、
「フルコン」しか興味はありません。
その上で、「寸止め」の技術を学ぶ機会があれば学びたいと思います。
必ず自分のためになると思うからです。

また、空手が五輪に採用されることになったら、道場の10代、20代の極真空手家が「寸止め」ルールを学び五輪を目指すことは応援したいと思います。

空手の五輪採用を願っています。


 


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