40代からの空手道 極真空手の巻
 
 
 


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   リラックスと相手の気配を読むことについて

2014年3月7日

私が組手スタイルを1年ほど前から変えたことは、当ブログ内で何度か書かせて頂きました。
その結果、様々な”変化”が自分の身に起こりました。

変える前までのスタイルは、「正面からガチンコで打ち合う」スタイル。
攻め9、受け1位のバランスでした。
変えた後は、「攻防一体」のスタイル。
攻め6、受け4位のバランスです。
※「攻め」「受け」についてのとらえ方は様々ありますので、あくまで便宜上の割合です。

変化前は、相手のことなどお構いなしにでただ攻め込むことだけの組手をしていました。
極端なことを言えば、何も考えずに組手をしていたと思います。
ところが、変化後には、相手をよく見るようになりましたし、何より考えて組手をするにようになりました。

また、もう一つの大きな変化は、変化前はガチンコで打ち合うことを好んでいたため、とにかく常に体に力を入れて打ち合っていました。
ですが、変化後は逆に体から力を抜いて組手をするようになりました。
これも大きな変化です。

このように組手のスタイルが真逆になったことで、ある変化が起こりました。
それが、「相手の気配を読む」ということです。

変化前、何も見ず何も考えずに組手をしていた頃にはなかった変化。
組手をしている際、相手が動く前にその気配を感じることができるようになったのです。
もちろん、いつもではありません。

今年の1月、ある強い先輩と組手をしている時に、はっきりと3回、気配を感じました。
具体的には、「突きを出すぞ」「蹴りを出すぞ」という「攻めの気配」です。

気配ではなく、予備動作が大きいことで次の攻撃が読める場合はあります。
これも変化前の何も見ない何も考えない頃には分からないことでしたが、相手をよく見るようになってから、予備動作が大きい人は次の技が読めるようになりました。
例えば、突きを出すときに肩が大きく動くとか、蹴りを出すときに二度踏みするクセがあるとかです。
これも私にとっては、大きな変化の一つではありますが、「気配を読む」ということはまた別です。

肩が動く、足の踏込みが動くという以前の内面的な動きです。
先ほど、ある強い先輩と組手をしている時に、はっきりと3回、気配を感じたと書きましたが、この時には本当にはっきりと感じました。
その結果、初めの2回は間合いを外して相手の攻め気を外し、最後の1回は相手が技を出す前に先に前蹴りを出して先手を取りました。
この体験はとても不思議な感覚でした。

何故、こういうことができるようになったのか?
色々考えました。
その結果、辿り着いた結論は、一つには、変化前は心身共に力が入っていたのが、変化後は体から力が抜けリラックスしているからだと
思います。
リラックスして相手を見ることで、予備動作はもちろん、気配が分かるようになったのだと思います。

ただいつも分かるわけではなく、組手でセット数が増え、スタミナ切れになり呼吸が乱れたり、打ち合いになって力んだ状態になると何も分からなくなりますので、様々の条件が揃ったときだけの現象だと思います。
つまりまだその程度のレベルです。

もう一つは、目的意識を持って組手をするようになったからだと思います。
その目的に相応した現象が起こったということだと思います。
アンテナを張ることはとても大切です。

私が目指す「攻防一体の空手スタイル」には、どうしても合わせ技、カウンターを完全習得する必要があります。
そのため、今現在、正面から打ち合うスタイルは捨てています。
ガチンコで打ち合うことはある程度できますので、合わせ技、カウンターを完全習得するまでは、打ち合いは捨てることにしました。

合わせ技、カウンターを完全習得するために、予備動作や気配が分かるようになることはものすごく大きいです。
それがないと、相手が技を出してから、動くことになりますので、どうしても後手後手になってしまいます。
それでは、体が大きい相手、技に威力がある相手、パワーがある相手にはどうしても押し込まれてしまいます。

この1年で脱力すること、リラックスすることの重要性に気づきました。
その結果、私の空手は質的変化を起こしました。

こうして40代になっても成長していける武道は本当に素晴らしいものですね。

相手の気配を常に読めるようなそんな境地、少し興味があります。

今月も意識を高くして稽古に臨もうと思います。


 


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