まだ7月半ばですが、すでに各地で真夏のように暑い日が続いています。
この時期、我々壮年空手家は、どうしてもスタミナが気になりますよね。
そこでスタミナをつける食事について考えてみたいと思います。
スタミナについての指標の一つが「ヘモグロビン」です。
ヘモグロビンは、赤血球の中にあり、酸素を体内に運ぶ働きがあります。
一般的に、スタミナがある人はヘモグロビンが多く、逆にスタミナがない人はヘモグロビンが少ないと言われています。
ですから、自分がスタミナがない、また体力の消耗がはげしい夏季にスタミナをつけたいと思うなら、ヘモグロビンを増やす食事を心がけることが、一つの大きな対策となります。
夏の道場稽古、トレーニングでは大量に汗をかきます。
すると鉄分が失われやすく、また、筋や毛細血管も破壊されるためヘモグロビンが低下します。
ヘモグロビンが不足すると、酸素が体内に十分に行き渡らなくなるため、同じ稽古・練習をしてもすぐに息があがったり、ついていけなくなるなど、スタミナ低下につながります。
自分のスタミナに自信がない、すぐ疲れるという感覚があるなら、それはヘモグロビンが足りない可能性があります。
ヘモグロビンは、タンパク質と鉄が結合してできていますので、ヘモグロビンが少ない人は、タンパク質と鉄が含まれた食品を摂るようにするといいです。
●鉄分が豊富な食品
あさり、ひじき、きくらげ、ほうれん草、レバー、煮干し、ゴマ 等
●タンパク質が豊富な食品
肉、魚、卵、豆腐、納豆 等
上記のような、鉄分とタンパク質が豊富な食品を組み合わせ、さらに、吸収や代謝を促進するビタミンCが豊富な緑黄色野菜・レモンを摂るようにするといいでしょう。
また、調理する際には、鉄のフライパンや鉄鍋を使えば、それだけで鉄分を補うことができますので、一石二鳥です。
定番メニューならやっぱり、「レバニラ炒め」でしょう。
鉄分は意識して摂らないとどうしても不足しがちですから、壮年の方や汗を大量にかく夏場は、特に意識的に摂るようにするといいと思います。
おやつがわりに煮干しをかじるとか、おかずにゴマをかけるなどするだけでも、鉄分を補給できますので、工夫してみて下さい。
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