40代からの空手道 極真空手の巻
 
 
 


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   恐怖心と後ろに下がる癖について 1

20123月17日

「恐怖心」と「真っ直ぐ後ろに下がる癖」について、少し長文になりますので2回に分けて述べさせて頂きます。

フルコンタクト空手をやっていると、「恐怖心」を避けて通ることはできません。
それは実際”殴る蹴る”するわけですから当然といえば当然です。
初級者の方はもちろん、中級者以上になっても、自分より強い相手と組手をするときは恐怖心が出てしまうものです。

「相手への恐怖」「ケガへの恐怖」「負けることへの恐怖」等々。

おそらくそれは程度の差はあれ、どんなに強くなっても同じなのではないでしょうか。
上には上がいくらでもいるものですし。

怖いから強くなるために一層練習する、稽古する。
そういうものだと思います。

大山総裁の言葉をご紹介しましょう。

『組手は怖い。誰だって組手には恐怖心を持っているものだ。黒帯になっても、自分より弱い相手との組手は楽しいかもしれないが、強い相手になれば、恐怖心が、多かれ少なかれあります。全日本大会に出場する選手だって、黒澤君や増田君や八巻君と対戦するということになれば、怖いと思う。組手の恐怖を克服する秘訣といっても、それは日常の稽古と経験の積み重ねしかないだろう』

恐怖心をゼロにすることはできないでしょう。
心を「無」にすることが理想かもしれませんが、凡人には難しいです。


そこで恐怖心を考える上で、最低限やっておかなければいけないことがありますので、ご紹介したいと思います。

先輩の強い突きや蹴りが痛くて怖いという初級者は多いでしょう。
その場合、当サイトでも自主練編で詳述していますが、自主練で肉体を鍛えることが必要になります。中でも、大胸筋、腹筋、大腿四頭筋、この3つの大きな筋肉を強化することは必須です。
筋肉がついてくると打撃への耐性がつきます。
さらに、腹打ちや下段の蹴り合いなどにより、痛みに慣れるようにすることも大切です。

筋肉が付いて、さらに痛みに慣れるようになってくると、それだけで「痛み」に対する恐怖心は軽減するものです。逆に、強い打撃に痛みを感じなくなると自信が出てくるようになります。

また上記のように肉体を鎧のようにすることと並行し、道場でのスパーを数多くこなし、打撃が当たる瞬間に筋肉を締めるコツをつかむ、さらに打撃をモロにもらわないように技術を向上していくことも重要です。
詳しい技術論は割愛しますが、簡単に言えば、ガードする、ポイントをズラす等々。

肉体が強くなり痛みに対しても強くなる、さらに空手の技術が向上してくると、段々と恐怖心は薄れていきます。ゼロにするのは難しいでしょうが、確実に減っていきますので、鍛錬を続けましょう。

次にこういう方も多いのでないでしょうか。
組手をしていて気づいたら後ろに下がってしまっていて、壁まで押し込まれてしまったり、指導員に『下がらない!』と注意されたり・・・

相手に攻められたときに無意識に真っ直ぐ後ろに下がってしまう、こういう人は多いと思います。
特に初級者はほとんどそうなります。

ですが、これはダメです。
早いうちに直さなければいけません。
直さないと真っ直ぐ後ろに下がる癖が付いてしまいます。

特に体が小さい方は注意が必要です。

フルコン空手において、後ろに下がって強くなる人はいません。
後ろに下がって勝てる人はいません。


真っ直ぐ後ろに下がってしまう原因、1つは恐怖心からでしょう。つまり「メンタル」の問題。
もう1つは「技術的」問題です。

真っ直ぐ後ろに下がってしまうことについて、次回述べさせて頂きます。


 


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