40代からの空手道 極真空手の巻 40代からの空手道 〜極真空手の巻〜 キョクシンカラテ  
 
 間合いをコントロールしよう


20118月25日

空手の組手・実戦において、「間合い」はとても重要です。
ある意味、最も重要なことの一つと言っていいでしょう。

壮年空手家の皆さんは、間合いについて考えたことがあるでしょうか?
間合いを考えて組手をしたことがあるでしょうか?

一般的に間合いと言えば、「ロングの間合い」「ミドルの間合い」「ショートの間合い」の3つに大別できます。これは大きくザックリわけた攻防における間合いです。

組手をする際、相手の間合いで戦ってしまえば、どうしても苦戦することになります。
逆に自分の間合いで戦うことができれば、有利に運ぶことができます。

間合いはとても重要です。
ところが、自分の間合いというのが分かっていない方が多くいるように思います。
初級者の頃は間合いについてあまり考える必要はありません。
それよりも考える必要性の高いものが多くあるからです。
ですが、中級者になったら、間合いについてもしっかり考えるようにしましょう。

最初の頃はどうしても恐怖心が先に立って、間合いなど無視して相手の技も自分の技もまったく当たらない超ロングの間合いで逃げてしまったり、逆に技をもらうのが怖くて相手の体に自分の体をくっつけてしまったりと、間合い無視の組手をしてしまいがちです。

ですが、そういう「逃げの組手」をずっと続けていては、いつまでたっても上達できません。
どこかで、自分の間合いで戦うという次の段階に進まなくていけません。

空手において、必勝の間合いというのはありません。
間合いというのは、人それぞれ違うからです。

ある人は、接近戦が得意、つまりショート、超ショートが自分の間合い。
ある人は、離れた距離が得意、つまりロングが自分の間合い。

日々の道場稽古、対人稽古の中から、自分の間合いを見つけましょう。
そして、「これが自分の得意の間合い」というのがはっきりと自覚できたなら、スパーにおいてその自分の間合いを意識しながら戦うようにするといいでしょう。

例えば、自分はロングの間合いが得意、ところが相手はショートの間合いが得意で、どんどん間合いを詰めて潰してくる。
ではどうしたらそういう相手に対して自分の間合いで戦うことができるのか、フットワークをつかって回り込むのか、パワーで突き放すのか等々を考えながら戦うようにするわけです。

間合いを制したものが勝者となります。

間合いをコントロールしましょう。



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