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 ダイエットの間違い


20116月27日

夏がやってきました。
薄着になる季節ですから、体型が気になる壮年部の方もいるでしょう。

壮年の悩みの一つがメタボです。
もっとも、いくら食べても体型がまったく変わらないといううらやましい方もたまにいますが、ほとんどの方が30代を過ぎた頃から脂肪が付き始めます。

これには幾つも原因がありますが、大きな原因の一つは運動不足。

そしてもう一つは、加齢と共に代謝が落ちるからです。

なんとかメタボを解消したくてダイエットを始める壮年の方も多いはず。
私自身も40歳でダイエットを開始し、6ヵ月で16kgのダイエットに成功した経験がありますから、ダイエットにはちょっとだけ詳しいです。

そこでダイエットに関して勘違いをしている方をよく見かけるので、ご紹介したいと思います。

●ダイエットの間違い 1
ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動をするのがベスト


確かに「体脂肪を燃焼させるためには有酸素運動」というのは事実ですが、 ウォーキングを1時間やってもカロリー消費はたったの150キロカロリー。これはご飯お茶碗たったの1杯分、食パンならたったの1枚しかカロリーを消費しないのです。

ですから、1時間のウォーキングをして、『ああ〜、今日も頑張った!お腹が空いたからご飯を食べよう!』とご飯を1杯食べたら、1時間のウォーキングと差し引きゼロです。

これはウォーキングだけではありません。
150キロカロリーの有酸素運動を例にあげると、ジョギングなら30〜40分、水泳なら25〜30分です。これだけやっても、ご飯お茶碗1杯分しかカロリーを消費しない・・・

実は、1日のトータルのエネルギーを消費するのは、運動時ではなく、安静時です。

運動による消費は基礎代謝の50%以下です。ですから有酸素運動だけではなかなかダイエットは成功しないという結果になるのです。

実は、最大のエネルギー消費者は「筋肉」です!
つまり、ダイエットを成功する最大のポイントは筋肉だということです。



●ダイエットの間違い 2
食事制限ダイエットをすれば痩せられる


確かに、食事制限によるダイエットをすると痩せることはできます。
ですが、脂肪が落ちると同時に筋肉も落ちてしまいます。
脂肪と筋肉の減る量は半々です。
ですから、食事制限で5kgの体重を落としたとすると、脂肪2,5kg、筋肉2,5kg落ちることになります。
これが大問題なのです。

何が問題なのかというと、一つは、武道家として筋肉が減るというのは問題外だということ。
そしてもう一つは、基礎代謝の最大消費者である筋肉が減るということは、当然基礎代謝が落ちるということです。基礎代謝は、運動の最低2倍のエネルギーを消費してくれる、つまり痩せるために最も大きな要素です。

食事制限によるダイエットは、筋肉も減り、結果的に代謝の低い体になってしまいます。
つまり「痩せにくい体になる」ということです。


ですから、食事の量を戻せばあっという間にリバウンドしますし、痩せる前より筋肉量が減っていますので、次にダイエットしようとしても今度は以前より痩せることができなくなっているのです。

以上の理由から、食事制限によるダイエットは逆効果になるわけです。

ではどうしたら効果的に痩せることができるのか?
どうしたらぽっこりお腹を引っ込めることができるのか?

それは、「食事を腹八分目」にして、「筋トレ」をして筋肉をつけながら、「有酸素運動」で脂肪を燃焼させる。この3つを1日30〜40分程度のトレーニングで週3回3ヵ月続けることです。

これができれば必ず痩せられます。

3ヵ月と書きましたが、早ければ1〜2ヵ月ではっきりと効果が出るでしょう。

ポイントは、「筋トレ→有酸素運動」という順番でやることです。

今年こそ、ぽっこりお腹とサヨナラしませんか?



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