40代からの空手道 極真空手の巻
 
 
 


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   極真会館 第10回全世界空手道選手権大会を観戦して

201111月8日

極真会館 第10回全世界空手道選手権大会 東京体育館
▲東京体育館

11月4日(金)〜6日(日)の3日間にわたり、東京・千駄ヶ谷の東京体育館で開催された4年に1度の空手オリンピック(無差別級)、国際空手道連盟極真会館『第10回オープントーナメント全世界空手道選手権大会』を観戦してきました。

フランシスコ・フィリォ&リュウジ・イソベ
▲入場を待っていると、F・フィリォ師範とリュウジ・イソベ選手が会場入り

長渕剛 花
▲意外な方からの花

極真会館 第10回全世界空手道選手権大会 会場内
▲会場内

できれば3日間観戦したかったのですが、仕事の都合で初日のみの観戦でした。
初日観戦の最も良い点は、なんといっても出場全選手の試合を観れることです。

私が初日観戦して、目を引いたのは次の選手です。

アレハンドロ・ナヴァロ、鎌田翔平、ゴテルジ・カパナーゼ、ザハリ・ダミヤノフ、タリエル・ニコラシヴィリ、森善十朗、レチ・クルバノフ、エヴェルトン・テイシェイラ選手。

ディフェンディングチャンピオンのテイシェイラ選手は、前大会のような爆発力は感じませんでした。

個人的に好きなレチ選手は、開始20秒ほどで伝家の宝刀の後ろ蹴りで一本勝ちと、好スタートを切りました。ただ全盛期のような威圧感は感じられず、入賞すればいいなという感じでした。

優勝したタリエル・ニコラシヴィリ選手は、全日本大会優勝がフロックではないことが、初戦を観ただけでよく分かりました。特にハートがもの凄く強い選手だと感じました。
史上最年少の20歳での世界大会優勝、さらに身長が170cmほどでの優勝は、昨今の大型化の流れの中で特筆すべきことだと思います。
大きな選手相手に一歩も下がらず真っ向から打ち合い逆に押し込む強さは、松井館長も総評で語っていた通り、昔の日本人選手を彷彿とさせ、正に日本人空手家がお手本とするべき選手だと思いました。

1回戦全試合を観戦し、最も印象に残ったのが、鎌田翔平選手でした。
1回戦は全体として一本勝ちで決まる試合が少なかったのですが、中でも上段回し蹴りによる一本勝ちはゼロ。
それどころか上段を蹴る選手が少なく、突きと下段というオーソドックスなスタイルの選手がとても多い中、鎌田選手だけ異彩を放っていました。

長身にも関わらずフットワークを使い、出入りが多く、技が多彩。
オーソドックスな選手ばかりの中だけに余計に目立ちましたし、とても魅力がある華麗な組手でした。惜しくも5回戦で3位になったカパナーゼ選手に敗れましたが、今後にさらに期待したいと思いました。

試合以外で印象深かったのが、ロシア選手の多さと、ロシアの応援の凄さ。
特に初の女子世界大会となったこの日、ロシア選手に対する応援は異常でした。
会場中がロシア選手への大歓声一色という感じで、それは判定にも多少ならずも影響を及ぼしたのではないかと思います。とにかく驚きました。

また毎回のことですが、やはり海外勢からのブーイングはそれなりにありました。
気持ちはよく分かりますが、武道の試合にブーイングはそぐわない。

それにしても、ベスト8に日本人選手がたった一人というのは異常事態ですね。
次回11回大会での日本人選手の巻き返しに期待します。



▲決勝戦 タリエル・ニコラシヴィリvsエヴェルトン・テイシェイラ

●大会結果
優 勝 タリエル・ニコラシヴィリ(ロシア)
準優勝 エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル)
3 位 ゴテルジ・カパナーゼ(ロシア)
4 位 赤石 誠(総本部)
5 位 ザハリ・ダミヤノフ(ブルガリア)
6 位 ニコライ・ダヴィドフ(ロシア)
7 位 オレクサンダー・イエロメンコ(ウクライナ)
8 位 イリヤ・カルペンコ(ロシア)

技能賞 澤村勇太(総本部)
試割り賞 ザハリ・ダミヤノフ(ブルガリア
若獅子賞 タリエル・ニコラシヴィリ(ロシア)


 


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