「極真空手家であるならば”一撃必殺”を志向するべきである」と常日頃思っています。
私は「上段回し蹴り」が得意なので、上段で一本を取れる組手を常に意識しています。
そこで目標にしているのが、大石代悟師範です。
大石師範は、現役時代第1回世界大会4位に輝き、大山総裁も絶賛した切れ味鋭い足技で
”妖刀村正”(注1)と異名をとりました。
その大石師範の57歳のときの映像が↓これです。
還暦近くでこれほど流麗な足技を操る空手家はまずいないでしょう。
妖刀村正健在です!
学ぶの語源は「まねぶ」。つまり真似るということです。
私は大石師範の足技を目標に、今後も修練を積んでいきたいと思っています。
皆さんは目標とする空手家はいますか?
注1
村正妖刀伝説(むらまさようとうでんせつ)
徳川家康の祖父清康と父広忠は、共に家臣の謀反によって殺害されており、どちらの事件でも凶器は村正の作刀であった。また、家康の嫡男信康が謀反の疑いで死罪となった際、介錯に使われた刀も村正の作であったという。さらに関ヶ原の戦いのおり、東軍の武将織田長孝が戸田勝成を討ち取るという功を挙げた。その槍を家康が見ている時に家臣が取り落とし、家康は指を切った。聞くとこの槍も村正であった。家康は怒って立ち去り、長孝は槍を叩き折ったという。これらの因縁から徳川家は村正を嫌悪するようになり、徳川家の村正は全て廃棄され、公にも忌避されるようになった。民間に残った村正は隠され、時には銘をすりつぶして隠滅した。
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